K I R I B A N
D
横たわる智の身体を濡れタオルでキレイに拭いてやる。
…いつもの事だが…。
セックスでほてった身体が冷める頃には、智はいつもの自分に戻り俺の視線から肌を隠そうとする。
…今更だろうが。
「ジッとしてろっての。」
「自分でするから…」
「抵抗すんと…挿れるぞこのやろ。」
「………バカ。」
真っ赤に染まる頬が可愛い。
自然と自分の口元が緩むのが分かり苦笑いをする。
散々舐めた胸を撫で腹の辺りまで拭き下ろすと、唇に手の甲を添えた智がキュッと眉を寄せた。
「なんだよ…また感じちゃったのか?」
「ち…違ッ!」
ふるふると震えるソレに指を這わせれば…細い腰がビクッと反応を示す。
「感度良過ぎだろ。」
「さ…わんないで…」
んなの無理。
タオルで身体を清めながら可愛い智のを口に含んだ。
「や…ッあ!たく…!」
乱れる智を下から見上げ下半身がまた疼き出す…が、午後の授業に差し支えるだろうからセックスは夜までおあずけ。
今はイかしてやるだけ。
「あッ!あぁ…ッ…もぅ…!」
掠れた声を上げて智が俺の口でイッた。
全てを飲み干し顔を上げると…当の本人はいつの間にか…。
「疲れて寝ちまったか?」
可愛い寝顔を見ながら…サラサラな髪に指を滑らせ額にキスをした。
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