K I R I B A N
B
テレビから聞こえる音に耳をすましながらも祐一郎とのキスに段々と夢中になってく。

ついばむようなキスを繰り返して…緩く絡まっては解ける舌に身体の芯が熱を帯び始める。

ヤツに寄り掛かるように身体を預ければ…
逞しい腕がシッカリと受け止めてくれる。
だから…いつも安心していられるんだ。

「ん…はぁ…」

唇が離れて…やっとまともに息ができる。
肩を上下させながら祐一郎の顔をジッと見つめた。

「弘樹…大好きだよ。」

蕩けるような甘い言葉に頬が熱くなって…その顔を見られたくなくて僕からキスをする。
離れて淋しかった舌が自然にヤツを求めて…濃厚なキスへと変わってく。
そして…熱くほてる身体に祐一郎の指が触れた。

「ン…ッ…」

胸元を布越しに触ってた手の平が…ゆっくりと下におりていき、スウェット越しに触れた僕のを上からやんわりと撫でる。
すでに反応を示してるソレが益々堅くなった。

「弘樹…可愛い。」

唇が離れると同時にヤツがそう呟き、文句を言おうと開いた唇に軽くキスして…その隙に右手が下着の中へと滑り込んだ。

「あ…あッ!」

濡れた尖端を親指で軽く擦られ…それが合図かのようにソコから止めどなく溢れ出していく。


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