K I R I B A N
G -柊SIDE-
「…何しゃべってんのかな…?」

背もたれにへばり付き、ずっと向こうの二人の様子をうかがう。

「そこからじゃ聞こえないだろう?」

爽健美茶を飲みながら涼しい顔してる大葉を横目に見て。

「あ、お前の事言ってんぞ!」

「えっ!?」

驚いて身を乗り出す大葉を見てほくそ笑む。

「ホラ…お前がハヤいって芹がボヤいてるぞ?」

顔を真っ赤にしたヤツが二人を凝視したまま溜め息を吐いた。

コイツ…もしかしてジョーダン通じねーのか?

「やっぱり…そうなのかな?」

ガックリと肩を落とす姿を見てかなりビビる。

おぉ…マジで通じねーみてーだな。

「なに、お前ハヤいの?」

ストレートに聞けば…何度もまばたきをして更に顔を赤くする。

「イヤ…他人と比べた事ないからどうかは分からないけど…。」

「俺だってねーよ!」

なんだこの話?
てか…コイツ、変に弄り甲斐あんな?

「どのくらい…保つものなんだ?」

「あ"っ?挿れてから?」

うーん…。
自慢じゃねーけど…
俺もそんなに保つ方じゃあナイんですよ。

でも絶対に大葉に負ける訳にはいかねーから上乗せして…。

「二十分はイけんじゃねーかな?」

「…なら大丈夫だ。」

…俺の方が…早漏って事ッスかね…?


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あきゅろす。
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