K I R I B A N
E
身体を俯せて尻を高く上げさせられた格好で後ろから何度も突き入れられる。

「あッ…あッ!ンッ!」

壊れちゃいそうな程強く奥まで突かれて…苦しくて枕をギュッと抱き締めた。

「楓…。」

背中にのし掛かられてベッドに倒れ込むと胸と僕のに愛撫が施され…キモチ良さに頭の中が真っ白になってく。

「これからは…イヤだっつってもヤるからな。」

「…は…ぁン…!」

高まる僕のを握り、扱きながらナカを突き上げ続ける佐古の声がやたらと鮮明に聞こえて。

「…楓…」

ナカのイイトコを佐古の堅いのに何度も突かれ…僕のはもう限界間近まで追い詰められて…。

「ンッ!はッ…あぁッ!」

白いシーツの上でイッてしまった。

荒く息吐く耳元に唇が寄せられ舌が入れられる。

「…もぅ…ムリ…」

「聞こえなかったのか?俺はお前がイヤだって言ってもヤるっつったんだ。」

そう言って奥を攻めながら僕への愛撫を始める。

「これ…サンキュ。」

突っ伏したシーツの上に置かれたのはさっき買った…バラ色の鎖。

「え…?…ンッ!」

「穴は後で開けるから。」

驚いて後ろを振り返れば…やんわりと笑った佐古と目が合って。

「愛してるよ、楓。」

嬉しいような恥ずかしいような気持ちで一杯になった。


今日は佐古の誕生日…
そして、僕らが新しくスタートを切った日。

これからどうなっちゃうのかは分かんないけど…佐古と一緒にいれればそれでいい。

伸ばした手を繋ぎ…ゆっくりと絡めあった。

―END―


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