愛のカタチ/1.5
M

首筋にあたる…吐息が熱い。


スエットの裾から滑りこむ大葉の長い指が胸の突起を摘んで緩く強く擦り合わせてく。
それがキモチ良くて…もっとたくさんシて欲しくて自分でスエットを胸の上まで引き上げる。
すると首筋にキスしてた大葉の唇が胸元に移動して俺の要求通りに突起をくわえ、舌で歯先でそれを愛撫してく。

「ん…お、ば…」

二日振りの行為に身体が震える。
そして、思う。


幸せだなぁ…って。


大葉が好きだから…俺の全部を愛して欲しい。
そして二人がひとつになれるからエッチは好き。

俺が大葉とのこーゆー事を望むのはやっぱりそれにつきるのかもしんない。

「芹…」

「…はい…」

俺の身体から起き上がった大葉がまた屈んで今度は唇にキスをくれて。

「好きだ…」

キリッとした澄んだ黒い瞳が甘く溶ける。
そのキレイな瞳が俺だけを見つめてくれてるのかと思うと…それだけで俺はご飯が三杯は食べれる程に幸せ。

「芹が俺を欲しがってくれて嬉しい。」

前髪を軽く上げて、好きだっていう俺のおでこにそっと触れるだけのキスをくれて。

「かと言ってエッチが義務化するのは嫌だ。だから…もっと自然に求めあわないか?」


…はい?


甘い言葉が途切れていきなり現実に戻される。
え…それって…???

目をシバシバさせる俺を見下ろし大葉がアッて顔して慌てた顔して。

「すまん!表現変だったか?だから…一日一回とかじゃなく、お互いシたい時にそう言い合おうと言う意味だ!」

「え…??」

苦笑いをした大葉が大きな溜め息を吐いてから唇にキスしてくれて。

「毎日だって構わないからストレスを溜める前に求めてくれ。俺も遠慮なく求めるから…嫌だったら無理に付き合わなくて…」

言葉の最後は俺がキスして飲み込む。

嫌なわけ、ない。

むしろ俺の方が大葉に無理させちゃうかもなのに。
俺の言いたい事が通じたのか大葉はクスッと笑ってキスをくれて。

「もちろん俺もキツイ時は拒むぞ?無理してするエッチはキモチ良くないからな。」

そう言ってまた優しいキスをくれた。

…なんて言っててもきっと大葉は断らないと思う。
だから俺は…大葉が無理しない程度にワガママを言おう、って心に決めた。


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あきゅろす。
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