愛のカタチ/1.5
Q
いつもと違う楓の嫉妬した顔が可愛かった。
「あんな顔…するんだな…?」
熱い楓のナカに自分のを根元まで差し挿れてギュッと抱き締める。
「な…に…?」
「…お前がヤキモチ妬くと。」
引いた腰を少しずつ慣らすように動かすと、俺のシャツを握っていた指先に力がこもった。
「あ…ッ!ぁ…っ…」
「…もっと…妬いてくれよ。」
唇を重ねて舌を絡ませれば苦しげに息を吐きだしながらも必死に俺にしがみ着いてくる。
可愛い…俺の楓。
「さ…こっ…」
潤んだ瞳に見つめられ…不覚にもドキドキしてしまう。
「好き…っ…」
ドクン!
胸が大きく高鳴った。
「好…き佐、古…好き…っ…」
「ああ。楓…俺もだ…」
突き挿れる度まるでうわ言のように繰り返される声に頷く。
その度蕩けそうな瞳を向けてくる楓が愛しくて…また奥へと突き挿れた。
友は…人生において最も大切でかけがえのないもの。
そして恋人は…それよりもっと愛しくて大切なものだ。
楓に出会って初めて知ったこの思い。
こんなにも愛しく思っている事を楓は知っていてくれてるのだろうか?
「楓…?」
息も絶え絶えな恋人を見つめて唇を重ねる。
「誰よりも…愛してる。だから…お前ももっと俺を好きになってくれ。」
胸の奥の想いの全てを告げて口付けを交わす。
緩く絡む舌と唇が解け…見つめ合った俺達は何度も何度もキスをしてお互いを抱き締め合った。
「好きだよ…」
囁いた声に頷く愛しい恋人を抱き締めて…俺達はまたキスをした。
―END―
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