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短編物
ある村のイタズラ少年 (1/2)


 昔々、ある山のある村にイタズラばかりしている少年がいました。少年には家族がいなく、いつも一人でした。気づいた時にはこの村にて、イタズラをしていました。
そんな少年を村の人たちはかわいそうと思いながらも、決して助けようとはしませんでした。

少年はいつも、村人たちの家の壁に傷をつけたり、畑を踏み荒らしたりしてまいた。
大人たちがそれを止めようとしても、少年の力は強く、逃げ足も速いため、どうすることもできませんでした。
少年はそのことに優越感を感じていました。


ある日、少年のイタズラのせいで作物がまったく採れなくなってしまいました。
困り果てた村人達は、村はずれに住む魔女に助けを求めにいきました。
村人達の話を聞いた魔女は、少年にもう一度だけチャンスを与え、それでもイタズラをするようなら手を貸す、と言いました。
村人たちは仕方なく了承して、村にもどっていきました。

そして村人達は少年に必死に忠告しました。

「イタズラをやめないと魔女がお前を連れに来る」
「私たちだって本当は貴方ににひどい事はしたくはないの」
「イタズラさえしなければいいんだ」

しかし、少年はそんな村人達の忠告を無視し続けました。魔女なんて怖くない、来るはずがないと思っていたからです。しばらくすると村人たちは、少年への忠告をあきらめました。

 その日の晩、いまだにイタズラをしている少年の前に魔女が現れました。魔女の後ろには少年を冷たく見下ろす村人達たちがいました。
少年は驚きのあまり、動けなくなってしまいました。逃げたくても逃げられません。
魔女は忠告を聞かない少年にあきれてました。そして、お前は人間の皮をかぶった化け物なんだ、と一言いい、少年に魔法をかけました。

すると、少年はみるみる醜いオオカミの姿に変わりました。それを見た村人達は悲鳴を上げました。それに驚き、少年は思わず山の中に逃げてしまいました。

月に照らされ、湖に醜いオオカミの姿が映りました。少年はそれがとても恐ろしく感じました。しかし、子の姿はとても居心地がいいとも思いました。
 少年は村人たちを驚かしに行きました。思ったとおり村人たちはとても驚き、それがとても面白いものでした。

少年はイタズラをやめる事ができませんでした。



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あきゅろす。
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