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大なく小なく並がいいと謳ってる割に、全く並じゃない並盛中学での今日の家庭科は調理実習だった。
「今どき調理実習でおにぎりってどういう了見なのかしらね」
「そうかなぁ。わたしはおにぎり、いいと思うけどな」
「シンプルだけど意外と難しいよね」
こちら家庭科室の花・京子・由紀のグループ。お喋りしながらもしっかり手は動いてます。
「自分で食べるならまだしも、洟垂れ小僧どもに恵んでやるっていうのが納得出来ないわ」
「花は年上が好きなんだモンね…っていってる割に綺麗な形に出来てるところが流石だわ。あ、京子の可愛いvV海苔を星型にしたんだね。きっと京子の欲しいっていう男の子多いよ!」
「ありがとう、由紀ちゃん!由紀ちゃんのだって美味しそうだよ!」
「アンタたち二人とも欲しがる男子は多いと思うわよ。なんてったってアンタたちは並中で1、2を争うアイドルだもの」
「あはは♪花ってばジョーダンばっか(笑)京子は兎も角私なんて全然モテたことないよ!」
「そんなことないよ///由紀ちゃん気付いてないだけで凄くモテてるんだから!(毎回虫退治に大変なのに!!←)…由紀ちゃんは誰にあげるの?あ、花も」
「(あたしはついでかい…)ま、気付かないところが由紀のいいところね。因みにあたしは適当よ」
「わたしはツナくんたちかなぁ。あ!でも由紀ちゃんになら全部食べてほしいかも♪」
「はは、ありがとう、京子♪ でもツナたち楽しみにしてるよ、きっと!」
その頃の男子といえば―――?
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