HEAD
8(R18)
「あ…っ…」
 陶然と瞳を細め、静雄は背を逸らし臨也を受け入れる。
 きゅうきゅう絡み付いてくる内部に理性すらも焼き切られ、夢中になって彼を貪った。
 温かな手が縋るように背へ回され、誘導されるままに唇を重ねる。心なしか自分の味を感じる気もしたが、それにすら煽られ舌を絡め合わせた。
「っ…シズちゃん──」
 甘えるような声が漏れる。
 荒く乱れた息の下で、彼が口端を持ち上げた。


2015.4.5.永


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