HEAD
エピローグ
唐突に現れて、泡沫のように消えた子供達がいなくなって、数週間。街で顔を合わせるとやっぱり戦ってしまうのはどうしようもない。
だが、ほんの少し…他人にはわからぬほどの変化があった。
子供達が残していった波紋は、確かに自分達の間に息づいていて。
──あれは、きっと。心の奥底にあった願望が起こした、小さな奇跡だったのだと思う。
2014.5.4.永
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