SILVER
10(R18)
クーラーの効いた室内で隊服を剥がし、冷えた素肌をやんわりと辿る。
そろそろ衝撃も逸らせたろうに、抵抗する様子もなく、呼気に濡れた気配を纏わせていく。
胸元に歯をたて、血の滲んだ歯形を舌先でなぞった。熱い吐息が髪をふわふわ擽る。
力を得たひじかたがとろりと蜜を零し、扱いてやる度にくちゅくちゅと粘着質な音が響く。
もどかしく取り出したおきたとふたつまとめて掴み、抉るようにすりつける。亀頭同士が擦れ合い、ぞくりと興奮が背筋を舐めた。
緩く二の腕を掴まれる。揺れる呼気を吸い上げた。
「そう、ご…」
睾丸を包み込み、柔らかく摩る。
ぎくりと緊張した体は、すぐに淡い快感に惑い力を抜いた。
「土方さん…」
微かな狼狽を含んだ瞳が沖田を見上げた。
玉を掌で転がし、その奥を探る。ぎくりと彼の体に硬直が走った。
土方の瞳が沖田を見、ひじかたに触れるおきたに移る。
土方の手に力が込められた。
「んなの──入らねぇ…」
退ける腰に体重をかけ、湿った指で閉ざされたそこをゆるゆるなぞる。
躊躇う唇に食い付き、指先を無理矢理捩じ込む、と同時に睾丸めがけて膝蹴りが飛んできた。
2012.7.3.永
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