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02

そして冒頭に戻るわけである。


「おっ俺男です!」

「知ってる、てか男子校だろ」

「そっそうですよねー」


そうなんです。
俺の通っているのは曼陀羅学園とかいうでかい私立の男子校で女の子なんか一人もいない。

ちなみにまんだら学園だからマン学って呼ばれている。
まん=man(男)なわけ。


そんなわけでどこぞの少女漫画みたいに男装して潜入☆とかも一切無いし、女の子に間違えるわけないのである。



とにかく、これは何かの間違いだろう。
こんな平凡野郎に鬼塚天馬みたいなすごい人が好いているなんてありえない。

本気だとしてもこれから先も付き合うか、今断って殴られるか…もちろん後者でっす!




「あの、ごぺんなさ…」

「・・・」





ぺんってなんだおい――――っ!!

肝心な場面で噛むな―――っ!!俺の馬鹿ぁああ!!



ち、沈黙が痛いです。













「付き合うよな」

「は?」


いやいや、噛んだけどちゃんと断ったよね、俺。


「いや、すいま…」
「付き合うよなぁ?」








「ギャアアア!!すいませんすいませんっ!地獄の果てまで付いて逝かせて頂きますぅうう!」







そんなこんなで俺、斎藤秋人は最強不良様である鬼塚天馬とお付き合いする事になりました…


返してっ!俺の平凡!!



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あきゅろす。
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