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9月の授業
「内閣総理大臣がポイントだ」そういって年日睦郎(としひむつお>は、教壇のところに歩いていった。





彼は黒板に書いた字をすべて消した。





校内のチャイムが鳴り始めた。





「今日はここまで」そういって彼は授業を終えた。




教室を出て校舎の廊下を職員室に向かって歩いている時、輪野村(わのむら)教諭とすれ違った。




その日、一日の仕事を終えて彼は一人住まいの自宅で読書をしていた。





彼は冷たい精神主義には閉口していた。





コーヒーの入ったカップの前で推理小説を読んでいた。





彼は文学と芸術を愛した。





日本はデタラメだと彼は思う。





明日は早いので彼は就寝した。





(おわり)





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