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「あれ?」

歩行者専用の街道に、見覚えのある姿が…



「…アテム」
僕はそいつの名前を呟いた。

すっかり忘れていた!いや、特に思い出すほどの重要人物でもないけれど

僕は運転手さんに止めてもらい、アテムのところに言った。

「あ、AIBOー!」
アテムはよろよろになった足取りで、僕に抱きついた。

「AIBOー!AIBOー!」
「もう抱きつかないでよ、気持ち悪い…それにしてもどこに行ってたの?」
僕はアテムに尋ねた。
「道に迷った…」
「やっぱり」
僕の予感は的中した。
僕の家からデュエル学園までは、バスで十分ちょい、歩いては三十分も掛からない。
道もそんな複雑ではないし、あんな高い建物を見ればだいたいの場所は分かる。

コイツは本物のバカだ…

そう思いながらも僕はアテムをバスに乗せた。

バスの中で、僕はアテムに今日のことを話した。


「よく俺が選んだのがデュエリストって分かったな」
「君ならそうするかなって思って」
「そうか…なぁ、相棒」
「何?」
「俺が何で相棒をデュエル学園に入れたか教えてやろうか?」
「えっ?」
僕はアテムの方を見た。
けどアテムは僕の方は見ないで、ただ前を見ている。

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