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この日は何となく調子が良かった。

僕の手はまるで何回もこのパズルで遊んでいたかのようにピースをはめる。

パズルはどんどん形になっていく

そして…


「…あと、一つ」
僕はそう呟くと、最後のピースを手に取った。

大きな目…古代エジプトのヴィジャトと呼ばれている紋章だ。

僕は唾を呑んだ。
これを填めれば、完成する。

僕は最後のピースを填めた。

「やった!」
僕は完成したパズルを持ち上げた。
金色で、逆三角形の形をしている。

よし!ジイちゃんに報告しよう!

僕がイスから立ち上がった。

その時である。


「うわっ!」

急に机の上に置いてあったパズルが光だした。

あまりの眩しさに僕は、目を瞑った。

いっ、一体何なんだこれは?



「おい!目を開けろ!」
「えっ?」

僕は思わず、聞き返してしまった。

何だろう?
気のせいかな?

この部屋には僕のほかに誰もいないのに…

「目を開けろ…」
もう一回聞こえた。

男の人の声だ。
これは、気のせいじゃなかった。

僕は目を開けると、目の前には人がいた。

僕よりは少し背が高くて、顔はキリッとした面持ちだ。
焼けた肌をしていて、日本人ではない…っと思う。

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