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年賀状おむにばす





○年賀状〜前田慶次の場合





「年末かー。今年ももう残り僅かだよな」
「そうだね、早いなぁもう年だなぁ」
「いやいや、何言ってんだい?俺らまだピッチピチだろ?」
「…ピッチピチってその言い方がなんか若くない」
「だって俺週5は抜くし、」
「こら。下ネタ言うな」
「きゃ!なまえちゃん下ネタだって気付いちゃうなんていやらしい!」
「うるさいちょっと黙れ慶次」
「ひど…そこまで言わなくても」



「なまえは年賀状どんくらい書くんだ?」
「えー書かないよメールで済ませるもん」
「寂しいねぇ、親友の俺にもくれないの?」
「(親友だったのかよ)…くれるなら書くけど」
「欲しい!俺書くよ!」
「大したもの書けないよ?あたし字上手くないし」
「気にしない気にしない、住所教えてくれ!」





「寒っ…あ、慶次の年賀状だ」



“あけましておめでとうことしもよろしく!あいしてる!”



「…漢字使えよ」







○年賀状〜真田幸村の場合





「なまえ殿!その…住所を教えていただきたいっ」
「住所?なんで、」
「無論、年賀状を書くため!」
「へえー、律儀に書くんだ年賀状」
「書状による新年の挨拶は大事であるとお館様の教えでござる」
「…武田のおじさまらしいわ」
「お館様はなまえ殿からの年賀状も楽しみにしておられたようだ」
「え!!(あたしも書くの?めんどくさ…)」





「こ、この力いっぱいな宛名の書き方は…幸村ね」


“新年 明けましておめでとう御座いまする”
“旧年中は大変お世話になりました”


「文章が硬い!」


“その、なまえ殿。そそそ某、以前からハル殿のことを…その、お、お、お慕いしておりますぅぅああぁぁ!”



「ちょ、言いたいことまとめてから書けぇい!」







○年賀状〜猿飛佐助の場合





「なまえちゃんは年賀状って何枚くらい書く?」
「んー、最近メールで終わっちゃうことが多いからなあ…たぶん書いても一ケタだよ」
「今時の若者だねぇ」
「佐助だってそうじゃない?」
「俺様は大将の言いつけで毎年ちゃんと書いてるよ?しかも毎年書く枚数を増やさなきゃって決まりでさー」
「へぇーそうなんだ」
「人と人との繋がりを大事にしなさいって教えなんだと思ってるけどね」
「うわぁ立派!さすが武田のおじさまはいうコトが違うね!」
「だから、なまえちゃんも書いて?」
「うーん…うん、書く!武田のおじさまにも書いていいかなー」
「大将も喜ぶよきっと」





「あ、武田のおじさまから!と、佐助からも!あいつあたしより字上手いな…!」


“         ”


「白紙…何、佐助のやつ!馬鹿にしてんのかあたしを!」


「佐助よ、なまえはあぶり出しのやり方なぞ知っておるのか?」
「ははは、どうでしょーね」










年賀状の小話、超短いの詰め合わせ…この1月末もいいとこ、なこの時期になってようやくアップ。しかもあと二人書く予定だったんですけどタイムオーバーにつき後でこっそり足しておきますorz
ぐだぐだー
申し訳ないです;
ごめんね東西兄貴大好きだよ!笑



10/01/31


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あきゅろす。
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