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絶対○○(猿飛佐助)












今日は久しぶりになまえちゃんとデートです。正直、二人で会うのすら久しぶりで俺は“かーなーり!”、テンション高いです。今なら俺様、仮面ラ○ダーにだってなれると思うよいやこれマジでさ。佐助をよろしく!ってこれじゃラ○ダーじゃないじゃんかイマ○ンじゃないか。





「佐助ー!お待たせー!」
「なまえちゃん!」
「なんか久しぶりだねえ」
「うんうん、なまえちゃん覚えてる?二人っきりで会うのだって23日ぶりなんだよ?それもこれも真田の旦那が俺の仕事増やすからで…しかもあの竜の旦那とかもさ、」
「あーはいはい、愚痴は聞いてあげるからとりあえずお店に入ろうよ寒いよここ」



ぐいぐいと手を引かれて、待ち合わせ場所だった駅前から一番近くのスタバへ入った。外で待っていたはずの俺よりもずいぶん冷たい手をしたなまえちゃん。冷え性な彼女には辛い季節がやってきたんだなぁと実感する。

一緒にいくつかの季節を越えてきた俺たちだけど、最低でも二週間に一回くらいは会う生活だったからこんなにも久しぶりなのは初めてのこと。愛しい愛しい彼女に23日も会えなくてずっと右手のお世話になっていた俺を誰か褒めてくれてもいいと思うんだけども。いやそんな下世話な話は置いといてもね?本当に久しぶりなのでもうちょっとくっついていたかったんだけど、スタバに入ってすぐに離れていってしまったなまえちゃんの手。窓際の席で向かい合う形…ときたら、そりゃあくっついてられないじゃないですか。



「なまえちゃん、寂しかった」
「あたしも寂しかったよ」
「たぶん俺のが寂しかった」
「そんなことないってー、一緒くらいじゃない?わ、あったかいうまいうまい」



俺よりもむしろ買ったばかりのホットコーヒーに夢中じゃない?この子。



「えーと、21日ぶりだっけ?ホント三週間も会ってないんだっけ?」
「違う23日ぶり!そんだけ会ってないのホントに!」
「そっかごめんごめん、ズズズズー」
「音立ててコーヒー啜らない!」
「あ、ごめんなさい」



…前からそうだったけど、絶対的に今の俺の『好き』となまえちゃんの『好き』は大きさが違いすぎる気がする。逢えない時間が二人をどーのこーのという歌は世の中に溢れてるけど、そんな歌たちの中に出てくる恋人たちみたいに、俺らじゃなれないのかなぁなんて。


二人の想いのバランスが上手くいっていてはじめて成り立つ方程式、みたいな。


俺のこの想いはなまえちゃんにとって重荷になっていたりするんだろうか。




「佐助?」
「…うん?」
「なんか悩み事あるんだったら言ってよね、あたしは聞くことしか出来なくてなんの役にも立てないかもしれないけど、ちゃんと佐助のこと支えたいと思ってるからさ」
「なまえちゃん…っ!」



ちょっと俺様泣きそうなんだけどぉ!目の前に座ってるなまえちゃんの顔に涙のフィルターがかかってよく見えない…!


って外で泣くとか恥ずかしすぎるし!いかんいかん、と思ってごしごしと袖で溢れそうだった涙を拭った。


そしてはっきりと俺の視界に戻ってきたなまえちゃんを見ると、そこにはすでに俺の方なんて見ていなくて、窓の外に視線釘付けなご様子…って、え?俺様の感動はどこ行った?



「あの子足キレー!かわいい!なにあの素晴らしすぎる絶対領域…!!」



とかいって大興奮みたいなんですけど俺の彼女…。そりゃ野郎に視線奪われるよりマシだけどね!


足フェチなのは前から知ってるけどちょっとこの今の状況でコレだとさすがの俺様も感動とかじゃなくて普通に悲しくて涙出てきそうなんですけどおぉぉ!













おかしいな、ギャグった↓オチ?なにそれおいしいの?w
…いやすみませんごめんなさい。絶対領域好きの足フェチはまさしく私です変態でごめんなさい↓


09/11/20

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あきゅろす。
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