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版権
スキ、スキ、ダァイスキ(黄→→→→→月)
※いろいろ酷い
黄瀬が病んでる≦狂ってる
日記的な何かだと思って下さい
BAD END以外の何物でもない
伊月さんほぼ出てこない
何でも許せる方のみどうぞ









同棲を始めようと思う。理由は好きだから、それ以外何もない。
あの人が俺以外と楽しそうに話しているのが気に食わない、俺以外にその綺麗な顔で笑いかけるのが気に食わない、俺以外をその綺麗な瞳に映すのが気に食わない。
だから一緒に住むことにした。
俺だけと話し、俺だけに笑いかけ、俺だけを見るように。

あの人のために防音であるマンションの一室を借りた。
セキュリティは万全だと管理人の人は言ってたけど、可愛くて美人なあの人がいつ狙われるかわからない。
すごく不安だ。

窓ガラスを割って侵入しようとする奴がいるかもしれない…窓はないけどその代わりに青空の柄の天井にした。
ドアをぶち破って来るかもしれない…外からはもちろん、中からも部屋の鍵をかける事ができるように特殊な電子キーを取り付けた。
壁を突き破って来るかもしれない…金属の板の上に壁紙を貼ったものを壁に取り付けた。
天井と床も同じように金属の板を仕込んであるからどこからも侵入は出来ない。
俺が守るんだ。仕事で稼いだお金を全てつぎ込んでもいい、守るためなら。

今日は本当にラッキーで街で偶然会うことができた。
前の日にスポーツ用品店に出かけるとお母さんに言っていたから、俺も心配で足を運んだけどその甲斐があったみたい。
今日も綺麗ですね、って言ったらお前もかっこいいな、ってほめられて嬉し過ぎて抱きついた。
シャンプーの匂いなのかふわっと香ってきたのがすごく好みだったから、今度同じの買おうと思う。
2人きりでバッシュやリストバンドを選ぶのはこれまでの人生の中で1番幸せな時間だった。
けれど、これからこの部屋に住める、幸せな時間がたくさん続く。
同棲のことはまだ言ってないけど…絶対にいいよ、と言ってくれるはず。
そうしたら今日みたく別れるのがつらいなんてことないッスもんね!

あの人がいつ来てもいいように服とか日用品を一式揃えてみた。
色違いの歯ブラシ、マグカップ、パジャマ。
ベッドもセミダブルのものが届いたし、あとは本人が来ればいいだけ。
あ、コーヒーゼリー買っておかないとだめッスね。

ようやく、ようやく!あの人がこの部屋に来てくれた!
こんなとこに1人暮らししてるなんて仕事頑張ってるんだな、なんてほめられた。
今まで頑張った甲斐があった!
でもそれは伊月さんのためだって本当のことを言ったらキョトンとしていて可愛かったなぁ…夜になって俺に迷惑をかけると思っているのか帰ると言っていた。
夜は危ないし、これから俺たちの住む場所だから別に遠慮しなくてもいいのに。

昨日は何故か少し怯えて帰ろうとしていた。
どうして?ここは安全、外の方が危険なのに。
でも、最初に出したお茶に睡眠薬仕込んでおいて正解だった。
眠気に抗おうと腕に爪を立てたりするもんだからびっくりしたけど、すぐに眠りについた。
電子ロックを解除して、ベッドの上にゆっくりと横たえる。
あぁ、まさに眠れる森の美女、いや、美男子だ。艶めいている黒髪は手ですくとサラサラと落ちていくし、きめ細かな白い肌はそこらの女の子なんて目じゃない、今は閉じられているけれどダークグレーの瞳は宝石のように輝いてとても綺麗、どこをとっても完璧。
もちろんダジャレが好きだとか後輩思いだとか冷静に見えるけど実は無邪気なとこもあるだとか中身だって魅力的。
ちゃんと爪を立てていたところに包帯を巻いておいた。
自傷癖があったなんて知らなかった…一応買っておいた足枷をはめたから安心だとは思うけど…部屋に置いているカメラで見ているけどまだ起きないみたい。
意外と寝坊助サンなんスね。

やっと起きたと思ったら何故か俺を責めた。
早く帰せだって。外の方が危ないと何度も言ってるのに聞いてくれない。
携帯はさっき寝ている間に電源を切って俺の手元にある。
だってもう必要ないでしょ?俺はアンタさえいればいい、だからアンタも俺だけで十分じゃないの?たくさん叫んで助けを呼ぼうとしている意味がわからない。
足枷を付けている部分を引っ掻いて暴れるもんだから万が一のために買っておいたクロロホルムをガーゼに染み込ませて吸わせた。
いきなりだったから気が動転しているのかもしれないけど、このままじゃ怪我をしてしまう。
さっき出来た傷の部分と、後ろ手にまとめた手首に包帯を巻く。
きっとすぐにこの生活が楽しくなるからね。
俺が守るから。

おかしい、あの人が笑ってくれない。
俺を見る瞳がものすごく憎悪の篭ったもので、はっきり言ってお手上げ状態だ。
何も不機嫌になるようなことはしてないと思う…好きなものはあげてるし、部屋の中では自由にしてあげている。
まだ足枷と手首、後はあまり叫ぶと声が枯れてしまうから猿轡代わりに包帯を巻いているけどそれは仕方がない。
部屋のカメラを見ると、俺がいない間は泣いている。
それを慰めるために部屋に行くと泣き止んで俺を睨みつける、の繰り返し。
あ、俺が仕事とかに行ってるから拗ねてるんだ。
マネージャーに言ってちょっとお休みもらおう。

ご飯を食べさせようとしても食べてくれないからだいぶ痩せてしまった。
元々、スポーツマンとしては体力が少ない方なのに…これ以上食べないと体力つかないって言っても口を閉じたままだ。
最近は叫ぼうともしないから口から包帯はとってあげた。
久しぶりに聞いた伊月さんの声はどうしてか弱々しい感じがした。
やっと俺のことわかってくれたみたいで安心したけど、猫が爪を研ぐように爪で壁を引っ掻いているんだ。
そのせいで爪がぼろぼろになってしまったからテーピングで保護してる。
仕草は可愛いけど自分を傷つけるのはやめて欲しいな…

お風呂に入れるためにドアを開けっ放しにして足枷を外したら急に抱きついてきてびっくりした。
そっか、そうだよね、この部屋だと運動できないから動きたかったんスよね。
正面からぶつかったけど、痩せて軽くなってた体重のおかげで転ぶことなく受け止めることができた。
お茶目だなぁ…俺に受け止められたことが悔しいのか下唇を噛んでいたのはすごく可愛かったッス!
いつも俺からしか抱きしめてなかったから向こうから抱きしめてくれることがすっげぇ嬉しい!

最近、名前を呼んでも反応してくれない事が多くなってきた。
目の前で手を振っても心ここに在らずって感じで目の焦点があってない。
そんな表情でも綺麗なんだから、神様ってすごいなあって。
いつまでもその綺麗な瞳を見ていることができる気がする。
それにしても悩み事かな、何だろう。
ここにいれば悩み事なんてないと思うのに。

俺を殺せ、なんて何を言っているんだろう?
死ぬほど辛いことなんてここにいたら何もないでしょ?
それなのになんで死にたがるの?
大事な人に会えない、バスケができない、つらい、しにたい。
ベッドの上で身体を縮こまらせてぶつぶつと呟いている彼を抱きしめると殺してくれ、と何回も言われた。
大事な人、俺以外にいらないでしょ?バスケはしなくても死なないよ、俺も今はバスケしてないからね。
大丈夫、俺が守るよと言ったら怯えた瞳でこちらを見てきた。
吸い込まれそうなほどに綺麗な瞳が愛しくてキスをした。
いつもみたいに恥ずかしがって抵抗されることはなかった。

キスをねだられた。
俺がいいっていうまで離れないでなんて言われて嬉しくない訳がない、俺の愛がようやく伝わったようだから。
ベッドに座って抱きしめながらキスをした。
腕をまわした身体はほとんど何も口にしていないせいで薄くなってしまっていた。
明日はスタミナのつくものを作ろう、何がいいかな。
1分ぐらいしたけど合図がないから、離れようとしたのにまだだというように細い腕が俺に巻きついた。
それに答えるように口づけを深くした。
あまりにも長い時間が経ったから離れようとしたら今度はすんなりと離してくれた。
酸欠だからかぐったりとしている。
今日はそのまま寝かせてあげた。

どうしてだろう、全然反応がない。
昨日のキスのことで拗ねてるのかもしれない。
冷え性だからって冷え過ぎだなぁって思いながらも手を握るけどぴくりとも動かない。
胸に耳を当てて心臓の音を聞いたら静かだった。
昨日のキスで窒息死したのかな?
あぁ、でもこれでやっと俺だけのものになったんスね、びっくりしたけど嬉しいよ。
さて、大きな水槽とホルマリンを買わないと。
どこで売ってるんだろ?



スキ、スキ、ダァイスキ



(息をしていない彼は何故か安心したような顔をしていた)



――――――――――――


好き放題やったらこのザマです。どうしてこうなった。私の中で、ヤンデレTOP3が黄瀬、高尾、木吉なんですょね。なぜだ?

だれおま状態ですがね、もったいない精神ですごめんなさい(´・_・`)

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