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Confusion!!(修正前)
3.
そんな事を考えながら校門へ向かうと、


「あれ?このスウィートでセクシーなオーラ出まくりの後ろ姿……
もしかして珠音さんすか?」


突然背後から声を掛けられた。
振り返ると、そこには紀田君と、いつか折原さんが助けていた眼鏡の少女が立っていた。


「あ、紀田君……
って、スウィートでセクシーなオーラって何……」


私は軽く突っ込みつつも彼に挨拶をした。
眼鏡の少女は困惑している。


「あぁ、ごめん杏里!まだ珠音さんの事紹介してなかったな!
この人は愛峰珠音さん。
俺らの先輩で、杏里と同じ、俺の彼女候補」

「いや、違うからね紀田君」


私は即座に否定すると、杏里ちゃん?に向かって少しだけ微笑み「宜しくね」と言った。


「あ、私は園原杏里です。宜しくお願いします、愛峰先輩」


杏里ちゃんはそう言って私にぺこりと頭を下げた。


「ところで、紀田君……」


杏里ちゃんが紀田君に向き直る。


「なにさ?なんでも答えるよ俺。
ふふふ、俺の目算では杏里のスリーサイズは……」

「ストップストップ」


私はそれ以上は聞いてはいけない気がしたので彼を止めに掛かった。
そして2人に向かって、


「今日は早く帰らなきゃいけないんだ。ごめんね。
杏里ちゃん、また今度ゆっくり話そ。
紀田君、帝人君にも宜しく伝えといてね」


と言って歩き去る。
そんな私に向かって、紀田君が大声で「今度一緒にお茶しましょーねー!」と言ったので、取り敢えず後ろを向いて手を振っておいた。


「園原杏里ちゃん、かぁ……」


紀田君と杏里ちゃんの姿が見えなくなった頃、私は先程出会った少女の姿を思い浮かべながらポツリと呟く。

何処か浮世離れしたかのような、不思議な女の子。


何と無く、何と無くだけど…
彼女は、私と似たオーラを持ってるような気がした。


「またいつか……」


ちゃんと、お話してみたいな。

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あきゅろす。
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