Confusion!!(修正前)
5.
すると、岸谷さんが、
「凄いねぇ珠音ちゃん。何で分かったの?」
と、驚いたように言った。
「え……っと、ヘルメットが猫耳だったし……それに、凄く可愛いから……」
「そうだろう?セルティは凄く可愛いんだ。僕はセルティの全てを知ってるよ。まずセルティは私に対しては凄くツンデレなんアイタタタ!!痛いよセルティ!!でもそんな所も素敵イデデデデデ!!痛いって!!」
岸谷さんが惚気話を始めようとすると、セルティさんが岸谷さんを攻撃した。
……愛し合ってるんだなぁ。
私は内心でそう呟いて苦笑した。
その時、平和島さんが、
「あぁ…その、悪りぃんだけどよ…俺この後仕事が入ってんだ…そろそろ行くわ」
と言った。
私も、岸谷さんとセルティさんの邪魔をしちゃ悪いかなぁと思ったので、「じゃあ私もそろそろ帰ります」と言った。
『いいのか?もう少しゆっくりしていってもいいんだぞ?』
セルティさんがそう打ち込む。
「いえ、大丈夫です。
岸谷さん、治療して下さって本当にありがとうございました」
私がそう言うと、セルティさんは、
『珠音ちゃん、また遊びに来てね。それと……臨也に何かされたら、すぐに此処においで。本当は、なるべく臨也とは一緒にいて欲しくないんだけど……』
と打ち込んでPDAを見せてくれた。
「折原さんについては、さっき平和島さんにも言われましたけど、今の所問題はないですよ。でも、いざとなったらお邪魔させて頂きますね」
そう言ってから、私は「お邪魔しました」と言って、平和島さんと一緒にマンションを後にした。
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