[携帯モード] [URL送信]

Confusion!!(修正前)
4.
チャットルーム

ー甘楽さんが入室されましたー


《ハイハーイ!みんなのアイドル、甘楽さんですよーっと》

{こんばんは}

[ばんわー]

《あれ!?みんな突っ込みなしですか!?》

[突っ込む気力もありません]
[……今日はちょっと、そういう作った喋り方に本気で殺意を覚えているのでやめて下さい]

《酷いなぁ》

『あ、俺、初めてっすけど、』
『突っ込みまくっていいんですか。この人に』

[時間の無駄ですよ]

『人間の生きる時間なんて九割が無駄だから問題なしというわけで、』
『俺の無駄でチャットルームを満たしたいくらいです』
『というわけで、』
『ガンガン突っ込んでいきたいです』

[また変な人が!]

《このチャットって、私以外変なテンションの人ばっかりですよねー》

『突っ込みませんよ』

《あれ!?話が違う!?》


ー太郎さんが入室されましたー


【こんばんわ】

[ばんわー]

{こんばんは}

【あれ、新しい人がいらっしゃいますね】

『ども、』
『初めまして。バキュラです』

【初めましてー】

『甘楽さんに誘われてきましたー』

{そうなんですか}

[へえ、私はネットで知り合ったんですけど、バキュラさんもですか?]

『いえ、リアル知り合いっす』

《仕事仲間みたいなものです!表向きはですけど……きゃッ!》

『甘楽さんって何時(いつ)死ぬんですか?』

《予想外に厳しい突っ込み!?》

{しねは ひどいと おもいます}

『すいません、』
『甘楽さんが苛立たしくてつい』

[ツンデレですらないですねえ……あれ、今日は藍さんはいないんですね?]

《はい!疲れて寝ちゃったみたいですよ☆》


内緒モード【あの、バキュラさん】
内緒モード【もし違ってたら、すいません。確認したいだけなんですけど】
内緒モード【……正臣?】
内緒モード【すいません、その……『、』で一回文章を切る癖が、知り合いと似ていたので】
内緒モード【……あの、違ってたら違うと言って頂ければ助かります】
内緒モード【内緒モードじゃなくてもいいんで……】
内緒モード【……正臣、なの?】
内緒モード【何か……答えてくれると嬉しいです】


《というか、現実で会ってるんですから、バキュラさんは私の魅力をみんなに教えて上げてくださいよ!》

『そうですねえ、』
『例えば、』
『甘楽さんを点数で表すとー』
『√3点』

[ルートて]

《え!?褒められてるのか貶されてるのか解らない!?》

『あ、すいません、あっし、今日はもうこれであがりますわー』

[はいー]

《お疲れ様でしたーッ!》

{おつかれさまでした}

【あの、バキュラさん!】
【また、来てくださいね!歓迎しますから!】

『また来ますー。それでは!』

[おやすー]

《お休みなさいー》


ーバキュラさんが退室されましたー






♂♀


次の日、私は過去ログを見ながら微笑ましい気分になった。
なんだか新しく入ってきたメンバーが『彼』に凄く似てたから。

彼は、必ず戻ってくる。
私はそう確信してるんだ。

だから、私は正臣君を信じよう。
そして、帰ってきて始めに顔を合わせたら「おかえり」と温かく言ってあげよう。

いつか正臣君が、あの太陽みたいな笑顔で池袋に帰ってくる、その日まで。





Durarara!!×3
Thank you for your reading!!



H.27.01.12







[*前へ][次へ#]

4/5ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!