「アレン君、」
ピアンはオドオドしながら目の前の少年に声を掛けた。
「いいかな?」
「ピアン、どうしたの?」
「あ、あのね、アレン君、いつも私のお菓子美味しいって言ってくれるでしょ?」
「うん、美味しいから」
「だからね、作ってきたんだけど……受け取ってもらえるかな?」
「僕に?ありがとう!」
「あ、ううん。いいの」
アレンに笑顔で言われると、ピアンは恥ずかしそうに目をそらした。
「そうだ!このお菓子持ってピクニックに行こうよ」
「え?わ、私も、行っていいの?」
「うん!行こうよ!」
「う、うん!」
ピアンは嬉しそうにアレンの後を追いかけた。
一方、その頃。
「ネロ、そろそろ起きたほうがいい」
「ん……何?アル」
まだ寝ぼけているネロにあきれながらアルクは話を続けた。
「アレンがまた出掛けて行った」
「アレンが?」
「ピアンも一緒だったな。なんだかお菓子を持っていたが」
それを聞いてネロは起き上がった。
「それだとピクニックみたいだね」
「そうなのかもしれないな」
「アル、ぼく達も行こうよ」
「達……僕もか」
「うん。ピアンをほっとけないし、アレンばっかズルイよ。ぼくもピアンのお菓子食べたいのに」
ネロはそう言って歩き出した。
「まあ、いいか。僕もピアンのお菓子は食べたいしな」
そう言うとアルクもネロを追いかけた。
その頃ピアンはアレンに連れられて知らないところに来ていた。
「わぁ、いいところだね」
「前にオタオタ達がつれてきてくれたんだ」
「アレン君は、すごいね」
「え?何が?」
「だ、だって、モンスター達とも、お友達になっちゃうなんて。私には、出来ないよ」
「そんなことないよ!それにピアンだってすごいよ!」
「わ、私が?」
「うん!僕にはこんなに美味しいお菓子作れないよ!」
「あ、ありがとう……アレン君」
ピアンが照れながら笑った直後だった。
「アレン、ピアン」
「あ、ネロ君」
「僕もいるぞ」
「あ、アル君も」
ネロとアルクが現れた。
「二人も来たんだね!一緒に食べようよ!」
「そのつもりで来たんだ。アルなんかほら、もうお菓子見てるよ」
「これは、すごいな」
「あ、ありがとう、アル君」
「早いなぁ。じゃあ、みんなでピクニックだね!」
「うん。それにしてもここはあったかいね。なんだか、ぼく……」
そこからネロは話さなくなった。
「ネロ君?寝ちゃダメだよ」
「無理だ。もう寝てる」
「ネロらしいなぁ」
「まあいいか。僕たちは普通にお菓子を食べよう」
「そ、そうだね」
「うん!」
ネロが気持ち良さそうに寝ている横で、アレンは嬉しそうにお菓子を食べた。
ロボ様宅のアレン君とお友達になりました!
そしてロボ様へ相互お礼として捧げます!
アレン君の可愛さが出せていたら幸いです!
相互リンク、そしてお友達になっていただきありがとうございます!
うちのアルクとネロとピアンをこれからもよろしくお願いします!
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