@ いろんな要素(レドカノ、アルアー、アルティア、ロイムヨ、リオムヨ、ルクムヨ、ウィダムヨ、リドルキ等々)が詰まってます! それではどうぞ! レッドはいつものようにチェスター、リフィル、セネルとクエストを終えてギルドに帰った。 「報告も何も先輩一緒にいたけどな」 「それでも一応守らなくてはいけないのよ」 「そういうもんかぁ……」 そんなやり取りをしつつ、疲れた体を休めるべく一同は宿屋に入った。 「おかえりなさい、レッド、皆さん」 ピンクの長い髪を揺らしてルキが駆け寄ってきた。 「ただいま、ルキ、みんな」 宿屋にはルキとリッド、ジーニアス、ルーティ、そしてロイドがいた。 「なんだ?今日はみんな勢揃いだな」 「アル!それに皆さんもおかえりなさい!」 そこへアル、アーチェ、スタン、ティアも入ってきた。 「あら?ルークさんもなんですか?」 「そこで会ったんだ。ちょうどアイリリーに向かってるって言うから一緒に来たんだ」 「まあ!でも今はムヨはいませんよ?」 「なんだと!?」 ルークがすごい勢いでルキに近付いた。 「ヘヘッ!残念だったな!」 ロイドがニヤニヤしながら近付く。 「うるせー!」 ルークがイスにドカッと座って言い返す。 「でもそろそろ帰ってくると思いますよ」 「「ホントかっ!?」」 二人してすごい反応を返すのでルキは笑ってしまった。 「お二人は正直でいいですね」 「ムヨはどこ行ったんだ?」 「カノンノと二人でドープルーンのほうに」 「「カノンノ!?」」 今度はレッドとチェスターが食い付いた。 「なんだよチェスター!お前もうカノンノを妹扱いしないんじゃねぇのかよ!」 「うるせぇ!」 「皆さん恋してていいですね」 「ルキもしてるじゃないか」 「そうよ!ラブラブじゃない!」 「そ、そんなこと……」 「え、ねぇのか?」 リッドがルキを覗き込んだ。 「あは、ありますね。だって私はこんなにもリッドが好きですもの。……リッドもですか?」 「当たり前だろ?」 「うええ〜。甘くて嫌になっちゃう!」 「幸せそうじゃないか」 ルキとリッドがほのぼのしている横でアルクとアーチェも話していた。 「なんかさ、あそこの二人もいい感じだよなー。なぁ?ティア」 「え?」 「え?じゃねぇよ!アルとアーチェ!なんかいい感じじゃねぇか?」 「……そうね」 楽しそうに騒ぐ二人を見てティアが切なそうに笑った。 「ルーク!」 「なんだよ!」 ロイドに呼ばれてルークがティアから離れると、スタンがティアに近付いた。 「いいのか?」 「なんのことかしら?」 「白々しいぞー」 「……誰も知らなかったら諦められたのに」 「何言ってんだよ!頑張れって!何かあったら俺が聞くから!」 「……ありがとう、スタン」 「仲間じゃないか!」 ティアが切なくなっている時、ドアが開いた。 ムヨか!? カノンノか!? と、4人がドアに近寄る。 ドアの隙間から黒い髪が見えた。 「「ムヨ!!」」 ロイドとルークが勢いよく飛び付いた。 「あれ?」 「なんかちげーな」 ロイドとルークが飛び付いた相手を見た。 「リオンさん!」 ルキが叫んだと同時にロイドとルークが飛び退いた。 「貴様ら!!一体何のつもりだ!!」 「お前が紛らわしいんだっつーの!」 「すまねぇムヨ……!!」 「とりあえず、覚悟はいいんだろうな?」 呻く二人にリオンが剣を向ける。 「え!?ちょっと……リオンくーん?ぼ、僕たち友達だよねー?」 「さあな」 「俺らだって好きでお前に抱き付いたわけじゃねぇっての!ムヨに抱き付きたくて、」 「お前からだ!ルーク!」 「イヤだぁ!!」 「くらえ!デモンズラン……」 ポコッ、と音が響いた。 ルキがリオンを殴ったのだった。 「それはいけませんよ!リオンさん!暴力はいけないのです!」 「……聞こえてねぇよ」 リオンは気絶していた。 「えっ!?やだ!私!」 「……やれやれ」 続く! [次へ#] |