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サラとピアンとクロエ

「ピアン、帰ってきていたのか?」

「あ、サラ君。うん、さっき帰ってきたの」

「そうか」

「うん」

「俺も今から行って来る」

「いってらっしゃい」

「ああ」

「(サラ君、今日は一人なんだ)」

「(……この二人は本当に仲が良いな。サラは妹のようだと言っていたが本当にそれだけなのだろうか?)」

「あ、クロエちゃん」

「(って私は一体何を考えているんだ!サラもピアンも同じギルドの仲間だろう!?)」

「あ、あの……クロエ、ちゃん?」

「(それにこれではまるで私がサラに、こ、好意を寄せているみたいじゃないか!!)」

「く、く、く、クロエちゃん!!」

「わあっ!?」

「ご、ごめんなさい!」

「ピアン!いつからそこにいたんだ?」

「ず、ずっと、話し掛けてたんだけど……」

「そ、そうか。すまない」

「う、ううん……」

「……なぁ、ピアン」

「何かな?」

「お前は…………サラをどう思ってるんだ?」

「え、サラ君のこと?大好きだよ」

「!!!」

「ちょっと無口だけどいつも優しくしてくれるしカッコいいし……」

「そ、そうか」

「大切にしてくれるし」

「!!!」

「お兄ちゃんみたいなんだ。……あれ、クロエちゃん?」

「(やはりそうだったのか……仲が良いとは思っていたが……そうか)」

「クロエちゃん!」

「あ、ああ。すまない」

「どうしたの?悩みでもあるの?」

「うーん……まあそうだな」

「わ、私でよかったら聞くけど……」

「いや。大丈夫だ」

「そっか。な、何かあったら言ってね。私、サラ君だけじゃなくてクロエちゃんも大好きだから……」

「あ、ああ。ありがとう(……ピアンは可愛いな。そして、本当にいいヤツだ)」

「じゃあ、私、船長さんに報告に行かなきゃならないから……」

「ああ!(……相手がピアンなら心から祝福出来るな)」




「サラ!ちゃんとピアンを幸せにするのだぞ!」

「?」






そして数日後に勘違いに気付いて喜ぶのです!
クロエ楽しいなぁ。Lは未プレイなのでよくわかりませんが。



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