しょうがない/銀魂/銀時 ギャグ甘(?)
※27巻のネタバレあり?
本誌「寝る子は育つ」のネタバレあり?
知らない人でも読めます。
「いや、だからさ」
「だからじゃないから。迷惑だから」
せっかく人が幸せな夢を見ながら安らかに眠ってたのに邪魔するかのように電話がかかってきた。
今何時だと思ってる。四時だよ四時。しかも午前。
普通なら寝てるから。寝てる人多いから。
一大事なことならまだしも出てみたら「眠くなるまで話相手になってくれ」だと?
「いやいやふざけんなよ」
「いやいや一大事だからこれ、名無しが出てくれなかったら銀さん、今頃死んでたからね」
「いやいや、勝手に死んどけよ、きるぞ」
「いやいや!待って!すとっぷ!三百円あげるからぁぁあぁあ!」
何をそんなに焦っているのか、何をそんなに怯えているのか、私にはまったくわからない。
もしかしたら彼を襲う何かがいるのかもしれない。
「どうしたのよ」
とりあえず理由を聞いてみることにする。
「いやぁ、それがよぉ、神楽が寝れないっていうから一緒にラジオ聞いてたわけ。そんで、その時聞いちゃった怪談が怖くて…」
「後ろにいるやつに呪われて死ね」
「ちょっ、何で!?何で今言われたくない言葉ナンバーワンな言葉を言うの!?聞いてたの?名無しも話聞いてたのぉおぉ!?」
少しでも心配した自分が馬鹿だと思う。
もう切ろう。今ならまださっきの夢の続きが見れるかもしれない。
「よおし!今からお前ん家行くからな。鍵開けて待つがいいわ!部屋の明かり点けて布団をもう一枚ひいとくがいいわ!
あ、でも道が暗いから怖い!やっぱなしなし!名無し来て!今すぐ来て!鍵開けて待ってるから、布団もう一枚ひいて待ってるからぁ!」
「お前は何がしたいんだよ!」
強制的に電話を切り会話を終了させた。
はぁ、二度寝しよう。だが布団に行く前に気付く。もう目がぱっちりだもう寝られない。
「…仕方ない」
プルルルルルル
プルルルがちゃ
「はい万事屋!いつもならこんな時間にかけるな死ね!ってなるけど今なら大歓迎!へい!なんですか!」
「今からお前のところに行く」
「ぎゃああああ!だぁあれぇぇ!!?」
がちゃ
今から行って、子守歌でも歌ってやろうか
はぁ、まったく
世話のかかるやつ。
ま、そこが好きだったりするんだけどね。
終わり
27巻を読んで思いついたネタ。
目の閉じ方とか、ツバの飲み込むタイミングとか
気にしたら負けだと思っています。寝れません
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