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Long 『HUNTER×HUNTER』
クジラ島 1
「今度は落ちるのかよぉ!?」

ビルの屋上くらいの高さから落下中☆

めんどくさいなぁ…
俺は偶然見つけた空き地に、念を使って楽に着地!(土管を破壊してしまったのは気にしない♪)

「うん!高さも大したこと無かったから、結構楽に着地できた」

空き地から出て辺りを見渡してみたら、天空闘技場の近くだという事にやっと気が付いた。

改めてみたら、あの独特の建物があるし…
なんて、そっちに視線をやったら遠くにキルアとゴンが見えた。

どうしよう、話しかけても良いのかな?
俺はどうしようか、と悩んでうろうろとしていたら、俺を先に見つけたらしいゴンが走って来た。

「ユウキー!!探してたんだよー」

俺の目の前まで走って来たゴンは、本当に心配でもしてたみたいな、そんな顔だ。
後からついてきたキルアに視線をやっても、しょうがないなって感じに笑ってる。

「あの、ごめん。俺…」

「謝るなら黙って勝手に居なくなるなよな」

「許して…くれるの?」

「当たり前!」

2人の笑顔を見た俺は、一切の迷いが吹き飛ぶ気がした。

いいよ。俺、変わっても。
記憶はなくならないんだろ?

それなら、とことん2人と居よう・・・





ゴンの家、かぁ…

あの後、移動中に俺が居なかった間の話しを聞いた。

ゴンとキルアの試合というのは、ズシを人質にした連中との試合の事だったらしい。

そして、その後ゴンはヒソカと戦って、プレートを帰す事に成功。
試合自体は11対4で負けちゃったらしいけど、十分凄い結果だ。

「ミトさーん!」

ゴンの声が聞こえて、俺は顔を上げた。
見えたのはファンタジーな雰囲気漂う、素敵な一軒家だった。












慌ただしくお風呂に入って、ご飯を食べて、ミトさんとも話して…
午後は森に出かけた。


「すげぇー…」

ゴンの後をついて森を進んでいたけど、凄いしか言いようがない。

俺が住んでいた辺りには、緑なんて森林公園位しかまともに無かったから、こんなにも雄大な木々は見た事無い。

「ここで、よくコンと水遊びをしたんだ」

懐かしげに湖畔を見つめるゴン。
大きな岩の上にきらっと輝きながら、動く物が目に入った。

思わず声を出せば、同時に見つけたのだろう、キルアの声を被さる。

「あ」

「ん?」

「おかえりってさ」

「プレゼントだね」

間にいるゴンを見たら、懐かしむように、嬉しそうな笑みを浮かべていた。

いくつかの魚は、元気よく跳ねる。
ついさっき、捕って置いていったのだろう。

その魚はたき火をして、焼いて食べる事にした。
こんなに美味しい魚も、初めて食べたよっ♪

暗くなってきたら、みんなで寝そべって星空を見上げる。
空がこんなに広いなんて、知らなかった。

なんで、ゴン達と居ると、こんなにも新しい発見が沢山あるんだろう…
やっぱり…好きだから、かな?


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あきゅろす。
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