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Long 『HUNTER×HUNTER』

「全員不合格」

死体の山。
残るのは、クラピカとレオリオと…うんこ帽子。誰、あれ?

「君から、行くかい?」

俺はそっと、見えないように近付いていく。
こいつらはこれから楽しくなるんだ。

まだ殺させはしないよ、ヒソカ?
殺るんなら、俺が相手になろうかな♪

じっと見ていたら、3人は息ピッタリに逃げていった。

「なる程。言い判断だ…ご褒美に、十秒待って上げるよ」

なんて言い出すヒソカ。
俺はすっと身を退こうとした。

「どこに行くんだい?」

「あれ、ばれた?」

俺は大して気にもとめず、ヒソカの方に歩み寄る。
あ、律儀に数えてる。

「あいつら、殺すの?」

「さぁ…」

「ふぅん…うんこ帽子は知らないけど、レオリオとクラピカは将来有望だと思うよ」

なんで、こんな事言ってんだろ?
ヒソカのどこか冷たい視線がこっちに向く。

あ、逆効果?
丁度数え終わったらしいヒソカ。

「さて、誰と遊ぼうかなぁ」

「ま、いいや…」

だって、あいつら居なくなっても、まだ強い奴らは居るし。
ヒソカだって、強いしね。

なのに何故…
胸が重い。

誰かの気配が戻ってきた、とそっちに顔を向けたら…
レオリオだ。
棒みたいなのを持って、傷口にネクタイ巻いて。

戦う気、らしい。
俺を見て一瞬驚いていたけど、そんなに気にせずにヒソカに話しかける。
あれ。さっきまででもばれてたのかな?

ヒソカに襲いかかるレオリオ。
あっさりと避けられて、終いには棒も斬られてしまう。

「ああ…もう」

見てられない。
レオリオの背後に回ったヒソカ。
俺は駆け寄った。

片手でレオリオの顎を掴んで持ち上げるヒソカ。
変態としか思えない言葉を並べて、カードをレオリオに向ける。

俺は耐えられずに、殴りかかった。
と、同時に飛んできた赤い玉。

それらを食らって軽くぶっ飛ぶヒソカ。

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