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Long 『HUNTER×HUNTER』

「キルア?」

ゴンに呼ばれてキルアは頷く。
ゴンはそのまま続けた。

「ねえ、キルア。どうすればいいの?」

聞かれて、キルアはポケットを漁る。
何を、出すんだろ?

「爆弾。結構凄いヤツ」

そう言って、手のひらにコロコロとしたのを持って見せてくる。
へぇー。こんな爆弾もあるんだー…

どうやら、壁を破壊するらしい。
ふむふむ。

・・・俺は見てようかな。
なんて思って、俺はそっと数歩下がる。

あー…
確かに、嫌な記憶が浮かぶ。
でも、捕らわれるな。
其処にある物だけ、見ろ。


爆風に乗って、俺も吹っ飛んでみる。
そのまま、ゴンがレオリオを拾う。…ホントに拾ったもん。

レオリオの意識が戻ってきて、みんなが居る事に驚いてる。痛がりながら(笑)
そのままみんなで話してる。

聞こえてきたレオリオの言葉に、俺は小さく吹き出した。
確かに、ゴンには聞きそうにない(誉め言葉だ、一応)。

「ん?ユウキも、平気だったのか?」

「んー…正直、少しだけいきかけたけど。そこはホラ、俺凄いし♪」

なんて、笑って誤魔化す。
過去に何かあったかもなんて思われたくない。…めんどくさい。

「あ!キルア、俺はユウキね?」

俺だけ自己紹介してないなーなんて思って、とりあえず言ってみる。
そしたらちょっと素っ気なかったけど、返事を返された。

「じゃ、次行くぜ」

すっと、手に複数の爆弾を持って、にこっ!
なんだろうね、いたずらっ子みたいな顔して、持ってるのは爆弾。

「カチって、それはもしかして爆弾!?」

レオリオの語尾に被せるように、爆音が響く。
壁を破壊して、そのまま爆風に乗って、正規ルートへと戻る。

「あはははははっ」

俺は目尻に涙が出る位笑っていた。
だって、こんな面白い事してくれるヤツなんて、そうそう居ないって♪

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