Long 『HUNTER×HUNTER』
4
闘う時になって、新しい武器を創るのは時間掛かりそうだから、今の内にいくつか創っておこう。
形状記憶機能付きで、幾つかのパターンはすぐに変更出来るぞ♪
って、結局あまり応用効かないけどな…
ふと気が付いたら、いつの間にやら日が傾いてきていたらしい。
念を使いすぎて疲れてしまったし、俺はとりあえずその場で眠る事にした。
丁度、無限鞄から色々出てきたのだ。
少し漁ったら、毛布を見つける事に成功。
俺は毛布にくるまると、そのまま眠りについた。
次の日。
ゴン達に起こされて、やっと辺りが明るい事に気が付いた。
妙にきっちりとした姿の2人と、昨日の人が俺を覗き込んでいて、どうしたのかと聞いてみた。
「オークションに行くんだ」
「ユウキも行くだろ?」
「行く!ちょっと、待って!」
慌てて起き上がると、小さな山になっていた荷物を漁る。
確か、俺も正装を一着位は用意しておいたはず…
ごそごそと漁っていたら、少し皺がよってしまっているが、一応は大丈夫そうなそれが出てきた。
それを軽く整えながら、建物の中に入ると、急いで身支度を調えて戻ってきた。
オークション会場への道すがら、2人と一緒に居た男がゼパイルといって、信用出来る男だと教わった。
確かに、悪意は感じない。
「それよりさ。さっきの荷物、どうしたの?」
「あ。それ、俺も気になってた」
「やっぱり荷物だったのか」
3人がしきりに聞くもんだから、面倒臭くなって適当に省略して話した。
あれを入れていたものがなくなったからああなった、と。
「それよりもさ。本当に俺も行って大丈夫なの?」
入場料を多く取られる位なら良いけれど、事前に登録とかしてないと入れないとかだったら困るよ、俺。
そう思って問うたのに、大丈夫と笑って返されるだけ。
逆に不安。
「カタログに付いてるカードで、5人まで入れんだってよ」
「へぇ…ありがと。ゼパイルさん」
2人の態度に見かねたのか、ゼパイルさんが説明してくれた。
それによって、やっと一安心。
ゴンとキルア、言葉が足りないよ…
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