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MARIA
3

――――凌と身体を繋げた翌日と、更にもう一日。計二日間、俺は学校を休んでいた。


正直な話、翌日は本気で腰が痛くて全然動けなくて。そして次の日も、まだダルさが残っていたから。


俺を心配して学校を休むと言った凌は、半ば強制的に学校に行かせた。俺は二日とも何もする気が起きず、最低限の食事やトイレに行くだけで、他の時間はずっと眠り続けていた。


だからか三日目の朝は熟睡して、アラーム無しで目を覚まし時間を確認すると、早朝の六時だった。


ベッドから起き上がり、ボーッとしていると、コンコンとドアが鳴る。

「葵―。起きろー」

凌が部屋へ入ってきた。
凌が俺より早起きしてるなんて、長年一緒にいて初めての経験だったので、びっくりしすぎて俺は完全に目を覚ました。

「……凌…?」

「何、ハトが豆鉄砲くらったような顔してんの?」

呆れたような、凌の声。

「だって……。どうして凌が起きてるんだ……?」

「俺だって起きる時は起きるさ」

「父さんも母さんもいなくて、今まで起きたことないのに……」

「たまにはイイだろ。それより、身体は?」

「え?あぁ……平気。今日は大丈夫そう」

「そうか……。安心した」

「凌……。俺のこと心配して……だから、早起きしたのか?」

俺が聞いても、凌はそっぽを向いたまま答えなかった。

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あきゅろす。
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