バレンタインデーキッス 恋のチョコレート 銀紙をそっと開いて 気持ちを確かめて - ┤U § U├ - ( 翼梓 ) ちゃぷちゃぷの音に合わせて鼻歌を 隣ではスポンジが良い香りを放っている。後は絞りに詰める生クリームに、共に楽しむ紅茶を注いで アフタヌーンティを 愛しい人と チョコレートディスコ ( ほまぬい ) チョコレートを恋人に送る日の今日、2月14日 しかし俺は、作っても買ってもいない。 それは、絶対の信頼と少しの維持があるからで セックスで自分が受け身だからって こんな時まで女役をするのは、ごめんだ バレンタインエゴイズム ( 郁颯 ) 「さあ、口を開けて?」 「あーん」 「どう?美味し?」 「そう、」 後の言葉は、彼の唇に残る甘さと共に飲み込んで チョコレートキス ( 羊哉 ) 「〜♪」 「あっめー匂いだなーまだできねえのか?」 「哉太さっきからこればっか」 少しは手伝ってよね、だなんてエプロンを汚されながら言われても… 別に…可愛いとか、思わねえぞ、俺は バレンタインソング ( はる錫 ) 「おかん!俺に、俺にチョコレートをー!」 「女の子には貰えずともせめて上手いチョコレートで!!!」 去年あげたことを思い出して、多めに作ってきたトリフやガトーショコラをクラスメートに差し出す。 ここにあの人がいたら、どさくさに紛れて、なんてことができるのに 「お、東月がまた何か作ってきたのかー?」 「なおちゃん!」 「やっぱり、なおちゃんもチョコ貰えない悲しき男子の仲間かー」 「やっぱりってなんだやっぱりって!東月!」 「え?」 「傷心の俺に、救いのチョコレートを!」 眉を下げたその表情に喜びと安心で微笑んでから、差し出された手にトリフの小袋を乗せた。 渡せただけでも、良かったじゃないか 鞄の中のチョコレートは、家に帰ってゆっくりと食すとしよう チョコレートハンター ( はるこた ) これで3回目の 姉さんからの電話 しょうがないと受話器を取れば、ハッピーバレンタインプレゼントはまだ?だなんて、我姉ながら… 夜食事の約束をした後、響く姉の声の中少しだけ後悔をした。 あくまでも 心の中での話 バレンタインジャグラー |