E
「…!!」
柔らかな弟の唇に、エースは目を見開いた。
ルフィは唇を離すと、静かに言った。
「エースは特別だぞ?」
「っ…!!」
エースの顔が真っ赤に染まるまで一瞬だった。
「兄貴の方は中々骨がありそうだよい。まぁ、唯一弟が弱点っつうのがネックだがな。」
マルコから二人の印象を聞いた白ひげはニヤリと笑った。
「エースか…」
実はマルコは二人の様子を見て来る様、目で白ひげに命じられて宴の席を抜け出したのだ。
二人は案の定、喧嘩の最中であった。
「息子にしたいんだろい?オヤジ。」
「まぁ、そう急かすんじゃねぇ。いずれその時が来たら、な。」
サボは白ひげの直ぐ傍で寝息を立てている。
三者三様、それぞれの未来がこの海で待っている。
勿論、仲間として冒険に出ればこの三兄弟なら無敵だろう。
しかし、馴れ合いで築き上げる絆は時に仲間の足を引っ張る事になるのだ。
情や優しさだけで成り立てるなんて海賊はそんなに甘いものではない。
「こいつらがどんな男になるのか、見守ってやろうじゃねぇか。」
サボの寝顔を眺めながら、白ひげはそう言ったのだった。
一方、エースとルフィは…
未だにキッチンで不毛な争いを続けていた。
と言うより、ルフィの止まないキス攻撃にエースは必死になって抵抗していたのだった。
「ってか!もうやめろ!ルフィっっ」
「エースはさみしんぼうさんだなー。ダダンやサボの分までちゅーしてやる!ちゅー!」
「なんでそこでダダンが出て来んだよ!!」
「じゃあじいちゃんの分!」
「やーめーろー!!」
抵抗しつつも満更でもないと感じている自分に、情けなく感じてしまうエースであった。
おわり!
黄金比率marmaladeのソレガシ様から相互記念として頂きました^^
あああ!
オヤジが男前過ぎてエコは生きるのがつらいです。
そんな未来を見据えているオヤジが大好きだ!
結婚して!(いやだ)
そしてお兄ちゃんサボに、嫉妬エース!
何より一番の見所は一人でトイレに行けないルフィたんですね分かります。(違う)
ああ、エコがこんな素敵なものを頂いてもいいのでしょうか!
ソレガシ様、本当にありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いします!><
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