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まさに女王様
2

っ………

いくら俺だってなここまで言われたら、キツいっての。
メイド達を見れば、やっだー睨んでるぅ?て馬鹿にした発言。

ほぼ全員からそう言われて口答えもできない。

てかそんな事したらキレそうだから、男だってバレる。
短い言葉とか平常心の時に、なんとか高い声を振り絞って出してるんだから。


最悪だ。
こんな屈辱あるか?あ、女装はなしで。精神的にって話し。




「…も、申し訳」


「黙れよブス共」



俺が謝りかけた言葉は、目の前の男にかき消された。
ブスという発言に当たり前のように俺のことかと、見上げれば予想外に視線は隣に並んでいるメイド達だった。

は?



「響様?」


「うるせぇんだよ、グチグチいい加減にしろよ」



なんで、こいつがキレてんだよ…。


「これ以上俺の前で喋るな」




そう言って響様は一人で勝手に歩いて自室へと向かって行った。

慌ててその後を他のメイド達が追う。

俺のことなんて全く眼中になく。

なんかよく分かんねぇけど、女って…。










それから暫くしてとりあえず掃除を命じられた。

物置部屋の掃除。
勿論一人で。
まぁ小さい部屋だしそんなたいした事じゃない。まぁ虫とか鼠とかがいるからって、皆やりたがらないだけ。



「……んッ!」



荷物をどかそうと抱え込んだ瞬間、背後から誰かに抱き込まれた。
驚いてその荷物を落としてしまった。


「…よぉ」

「っ…お前!」

「響様だろうが、わざわざ俺がこんな焦臭い場所に来てやったんだぜ?」


なんでこんな所にこいつがいるんだよ!


「離せよ、何のようだよ。お前のせいで俺はな…て、っ何して」

「昨日はやり損ねたからな」


抱き抱えたまま、響様は俺の桂を取った。
そして荒々しく俺の着ている長スカートを力任せに無理矢理引き下ろした。
おい、まさかこんな所で?

いやいや何しようとしてんだよ。駄目に決まってるだろ。


「……止めろ!」


俺の制止も抵抗も聞かず近くのダンボールが積まれただけの壁へ顔面から押し付けられた。背中を響様に向けた状態で直ぐに下着の中へ指先が侵入してきた。

尻の谷間を沿うように触れたそれは、そのまま秘部へ進んで入口を撫でた。

まさか?ない、よな?


「痛っ…!、…ぃ」


あろうことかその指先は、そこへ迷うことなく挿入された。

乾いたそこに乾いた指先は侵入してくるのを拒む。あまりの痛さに一瞬息ができなかった。

気持ち悪さと痛みに声が漏れる。


「痛い!っ、…い…てぇ」


「我慢しろよ」


「んァ!ム、リ…抜けッ…て!」


そこからは痛みしか感じない。
誰も触れたことのないそこに、他人の指が挿入されてる…有り得ない。

まじで痛いしまじで気持ち悪い。


「血、出てきたな…まぁヤりやすくなるか」

「…何、がァ。…っ…ぅああ!!」


指が二本に増やされた。
言う通り裂けて血がでているんだろう、滑り気のよくなった指先が俺の意志など関係なく奥深くへ侵入してくる。

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