お姉ちゃんと生理A*
よっちゃんは、ぼくの目の前でなんの躊躇もなく、スキニーパンツと下着を脱ぎはじめた。
もう、ほんと勘弁して…
目を泳がせながら現状を必死に抗議する。
「あの、よっちゃん、ぼく、どこ見てればいいですか」
「まんこ見てれば」
「ま゙っ…!」
顔をあげたら、くぱぁっと開いた貝とまともに対面してしまった。
バスタブに腰かけ、片足を上げている。
嫌でもその赤い部分に意識がいってしまう。
「やめてやめてやめ」
「うっさい」
男の人はいっぱい見てるから、そういう部分のグロさには慣れたけど、女の子のははじめて見たんだよ…?
よっちゃん…ぼくもうちょっとソフトな出会い方がよかったよ。
なんでよりによって赤まん…まあ、えろいけどさ。
それによっちゃんはさすがぼくの姉だけあって、美しいから、嫌じゃないけど。
ぼくの目の色が濁ってきたのを見はからって、よっちゃんは手に持ってきた物を見せた。
「まも、よく見てて」
小さな長細い包みの封を開け、白いプラスチックの物体を取りだす。
細い指の艶めかしい動きと、見慣れない物に目を奪われる。
「なにこれ」
「タンポンだよ」
「?」
首を傾げる。知らない。
よっちゃんが小さく笑う。
「こうやって使うの」
そう言って、白い物体の先端を、赤黒い血がこびりついた口へあてがった。
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