【リク】体育祭C*
●ゆうた視点
セーラー襟に包まれたしょうじのか細い背中が震えていた。
決定的に不自然な瞬間を目撃した。
そしてその勘はたぶん間違ってない、
というのを、今、人混み越しに顔を見合わせているしょうじの表情が物語っている。
おしっこ漏らしちゃったんだ…。
そう悟って、興奮してゾクゾクと鳥肌が立った。
そっか、おれはさっきおしっこしたけど、しょうちゃんも同じくらい我慢してたはずだもんな。
我慢比べには負けたけど、こうしてクラスの奴らに囲まれながらおもらししちゃうしょうちゃんを見れたってだけで得した感じ。
きっと今あのお尻の下、おむつとの境目は地面と体重で挟まれて湿った吸収体がすべすべの肌に密着してるんだろうな。
ねえしょうちゃん、どんな気持ち?
おれの視線が暑苦しかったのか、しょうじは顔をしかめてわざとらしく目を逸らした。
でもその横顔が赤く染まってるからそんな態度とられても全然可愛い。
そんなやりとりをしてるうちに、おれたちの出番がきた。
かけ声と共に、一斉にグラウンドに走り出す。
その間もおれの目は斜め前を走るしょうじのミニスカートの裾に釘付けだった。
見えそうで見えない中身。
あの中でしょうじの限界我慢おしっこを全部吸い取った吸収体がたぷんたぷん揺れている。
演技が始まって、走ったり跳ねたりしゃがんだり回ったりしていると、遠心力や風圧で、予想外にスカートがめくれる。
おれはもうすでに何回も見せパンが見えていると思う。
だがしょうじは何の意地なのか、めくれそうな動きのときに器用にスピード調整をして、決してパンチラを許さない。
紙一重だが鉄壁だ。
むう…。
なんだか、せっかくまたとないようなエッチな状態なのに、このまま終わってはつまらないぞ?
次の隊形移動で、しょうじのすぐ後ろにしゃがむ形になった。
おれはすかさず、かつ観客からバレない角度で腕を伸ばし、手のひらを大きく広げ、しゃがんでいるしょうじのおしりを思い切りひともみした。
ぐじゅっ
「ひいいっ!」
引き絞るような悲鳴。
それと、地面の砂の上にポタタッと二、三粒滴り落ちる水滴。
「え…」
その手でスカートを少しつまんで中を見てみると、震えるおしりの奥、脚の付け根、おむつの穿き口のところから、ぴちょんぴちょんと雫が。
もしかして、おむつずくずくすぎて、押したらおしっこ染み出てきちゃった?
そんなにいっぱい出したの?
あ、まあでもこれ大人用じゃなくてベビーのビッグサイズだし、普通ベビーはこんな量のおしっこしないもんな。
よそ事を考えてる間に、次の移動が始まって、おれは慌てて立ち上がった。
しょうじも遅れまいと、ぎこちなくも演技を続ける。
あんなことの直後なのに、その姿が健気だ。
ねえ、どんな気持ちでいまやってんの?
おれをうらめしむ気持ち?
それともこの辱めすら快感になってる?
演技が終わって、去り際にさっきしょうじが居た例の場所にチラッと目をやった。
雨も降ってないのに唐突に二、三滴の水。
その正体がしょうじのおしっこだと知ってるのはおれたち二人だけ。
[<<前*][#次>>]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!