【リク】体育祭B*
●(しょうじ視点↓)

うう…
まだショックから立ち直れない…

あの後、放心したまま引きずられるように応援席に戻った。

午後の最初はクラス対抗応援合戦。
太鼓の音に合わせて、陣形を変えながら踊ったり?する?みたいなやつ。
で、忌々しいことに、クラスの女子の意見にゆうたたちが悪乗りしたせいで、男子全員女装!
バカじゃないの!
男女でセーラー服と学ランを交換するんだと。まったくはしゃぐにしても限度がある。
既にクラスの奴らは衣装に着替えてて、おれたちは着くなり女子に着替えのための物陰に連行された。

「はいこれ、こっちが大城くんの分で、こっちが堀井ね」

「わかったから早くあっち行けよ」

「着かたわかる?スカートは膝上10cm厳守ね!あ、安心して、見せパンも一緒に入ってるから」

「は?え、ちょっ」

言及を許さずその女子は行ってしまった。
おれたちは顔を見合わせて、でももたもたしてる時間もないから渡された袋の中身を取り出した。
教室で毎日見ているセーラー服も、こんな立場で見ると別物に見えてくる。
おれはできるだけ余計なことを考えないように、無心で着替えの手を進めた。
なのにゆうたは逆に照れ隠しからか、やたらぺらぺらと喋る。

「なにこれきっつ!おれってそんなデブか?これ誰から借りたやつだっけ」

「知るかよ」

「えっ、首通らないんだけど、ちょっ、たすけてしょうじ!」

「バカ、横にファスナーあるだろ」

バンザイの体勢で服に絡まるゆうたに、しょうがないから手を貸してやりつつ、おれたちの着替えはほぼ完了した。
スカートの下に、まだハーフパンツの裾が覗いている。
残す関門は、見せパンとかいうやつのみ。

トランクスよりも布面積が小さい、むしろブリーフに近いくらいの、短いスパッツ?のような。
持って触ってみると、すごく伸縮性がある。
それはつまり、おしりにすごくフィットする。そんでおれの尻にはもこもこのおむつが…。
逡巡しているあいだに、同じようにスパッツを見つめて考え込んでいたゆうたが先に意を決したようだった。

「もー!しらねー!どうにでもなれ!」

ハーフパンツを脱いで、スパッツに片足ずつつっこみ、スカートの中にすっぽりと穿いてみせた。
男だ…男だよお前…ノーパンなのに…

「お前それ…女子から借りたものだってわかってる?」

「えっ、どういう意味?」

「いや、生チンで穿いちゃうとかすげー勇気と思って」

「う、う、わあああ!言うなよそれ!」

頭を抱えるゆうた。
さて、おれはどうする。
おむつのまま?それともノーパン生チン?
悩んでいると、ふとかすかな尿意を感じた。

…さすがに女装中に漏らすつもりはないけど、万が一ってこともあるし、ていうかいまここでおむつ脱いでも置くとこないし。
観念して、おむつの上からスパッツを穿いた。
空気を含んでいたコットン地がぴったり肌に貼り付く。
おしりを触ってみると、やっぱり不自然なふくらみがある、が、まあ、いくらスカートが短いとはいえ、まじまじと見られることはないだろう。
と信じたい。

パンツ丸出しで歩いているような心もとなさでクラスに合流し、自分たちの出番を待った。


待っている間に、急激に尿意は増していった。
どうしよう、やばい、おむつしているとはいえ、女子から借りた制服を着て漏らすって、相当アウトだよな。
頑張れおれ。
あと少し。
あと少しでおれたちの番だ。

砂煙の立つグラウンド、整列したクラスメートに四方を囲まれ、体操座りのまま、襲い来る尿意にたまらず小刻みに震えてしまう。
身体を小さく縮こまらせて、ぎゅーっとお腹とちんこに力を入れる。
そうしていると、腰の芯からジン…ジン…って強い脈拍に乗って熱い血が流れ込んでくる。
疼く括約筋を知覚して、気分も恍惚としてきた。
…って、待て待て。だめだ、これは怪しすぎる。
我慢してるって周りに気づかれたくなくて、震えを止めようとする。
と、それに気をとられた一瞬の隙に、先っぽが熱くなった。

じわわっ

うわっ、やばい!

と、思ったときにはもう手遅れだった。
一度広がってしまった尿道口は、膀胱内を満たしていた凄まじい圧力の尿に為す術がなかった。
全身を硬直させて、ただただ、出るものにまかせて出すだけ。

シュロロロロロ…

あーあ。まじかよ。
やっぱ出しちゃうのか。
出ちゃったものは仕方ないと、おれはいっそその感覚を味わうことにした。
下腹部がすっきりと楽になっていく爽快感。
股間に広がる蒸れた熱と、それによる背徳感。
一瞬、地面に接したお尻が熱くなって、吸収体はあっけないほど素早く尿を吸い込んでくれた。

じょーーー…

長い。止まらない。
こんなにたくさん出して、漏れないよな?
おむつが吸いきれなくなって染み出るとか恥ずかしすぎだけど。

すぐ肩が触れそうな距離にクラスメートがいっぱい居るのに、おれ、何くわぬ顔しておむつにジョージョーおしっこしてんだ。
そう考えるとゾクゾクして、少し大ぶりに身震いをしてしまった

やばい、見られたかな。
それとなく辺りを見回すと、こっちを見ていたゆうたと目が合った。


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