【リク】わんこわんこF*
「やっ、めろ…見るな…」

全裸でアスファルトに這いつくばって、足元には汚いうんこが小山になっている。
屈辱で肩が震える。

「なに言ってんの。犬のトイレはいつもこうだろ?」

そうだ。犬には排泄時に身を隠す手段がない。
おれは今犬だから、どんなに大量でびちびちの恥ずかしいうんこだって、余すところなく見られてしまうんだ。
自分が置かれている悲惨な状況に、なぜだろう、また興奮してきた。

「ほら、もういい?まだする?」

「まだ…でる、んんっ!」

呻きとともに背中を丸めて思いっきり息んだ。

むちゅっ、ぬちぬちぬちぬちぬちっ!
ズルルッ、トサッ

「はあっ」

息継ぎをして、もう一回。

「ふんっ」

にゅるるるるにゅるんっ、

「ん…あぁ…」

もう細めのうんこなので、力を入れなくてもずるずると長く伸びて出る。
ようやくお腹が軽くなってきた。
あと、ちょっと…

にるるる…

ぐぎゅうううう〜

「うぐっ」

突然お腹がよじれるように痛んだ。
身動きがとれなくて、アスファルトに頬を擦り付けながら堪える。

「どったの?大丈夫?」

「かはっ…いだい…ああ…」

肛門が熱くなって、あっと思う間もなく決壊する。

ぶちぶちぶちぶちっ!

裸の寒さで、腸の奥のほうにたまっていた未吸収のものまで下ってきてしまった。
灼熱とも思える濁流が勢いよく吐き出される感覚に、苦しみながらもどうしようもなく感じてしまう。
晩ご飯をいっぱい食べたから、出しても出しても終わらない。
ぱんぱんに張っていたお腹が、まるで風船のように急激に絞り出される感覚。
脱力感と、それから頭がぼーっとして、何も考えられなくなる感じ。
そんな中でも、ゆうたの視線だけは妙にはっきりと意識にある。
見られてるんだ。
見られてるのに、こんな、これ以上なく恥ずかしい…

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