フェンス裏のトイレ@
【中1の11月、大小スカ、下品】


野球部のフェンスの裏側に、独立した公衆トイレがある。
公衆といっても学校の敷地内だけど。
グラウンドの向こう側、校舎からかなり遠いので、放課後、部活中くらいしか利用者はない。
で、そこをいいことに利用しているのがおれたちだ。



部活の後、着替えて、先生に見送られて、帰るふりをしてトイレにむかう。
乳酸のたまった手足と、糞尿がたまった腹で、身体が重い。
しかしこれから行われる道を外れた行為を思うと、その重さにむしろぞくぞくする。
早くしないと。
前後の括約筋が歩く振動に苦しみ始めてきた。


男子トイレに入る。
一旦落ち着こうと深呼吸をするが、息が震えてしまってあまり効果はなかった。
閉じた個室の戸を、約束のリズムでノックする。



ギイイ、と軋みながら、戸がゆっくりと開いて、おれを招き入れる。
否、招き入れたのは、クラスメートでチームメートで親友の、堀井ゆうただ。
教室でふざけているときと同じ、人懐っこい笑顔が、個室の中という至近距離に。


「よお。しょうじ。今日はどう?」
「んっ、もう、出そう」
「ふふ、いつもそう言うじゃん」
「ほんとにやばいんだって。はやく…っ」


もう人目を気にすることもないので、前かがみになって脚を内股に閉じ、両手で前と後ろを押さえた。
いかにもうんちとおしっこを我慢してます、のポーズ。
学校のやつらには死んでも見られたくない。
でも、ゆうただけは特別。
ゆうたに見られていると、こんな恥ずかしい格好だって、もっと屈辱的な行為だって、甘酸っぱい興奮を生む。
それがおれにはたまらない。
毎日こんなところに通いつめてしまうのは、甘酸っぱい味を覚えてしまったからだ。


「かーわいいなあ、しょうちゃんは。じゃあおしり出して、はいここ、しゃがんで」


くねくねしながら下半身を全裸にした。
おれのしりが白くて小さくてやわらかくて形がいいことは知ってる。
散々言われたし、言われてみると我ながらそう思った。
洋式便器の便座を上げて、そのしりを見せつけるように、普通と逆の向きに座った。
陶製の便器のふちがふとももを冷やし、張りきった腹に響いた。


「あ、もっ、出る、出るぅ」
「どっちが先に出るの?」
「大のほう…」
「ん?ちゃんとした名前で言ってくれないとわかんないなあ」


おれのしり穴がもう開門しはじめて、切羽詰ってるのを知りながら、ゆうたはあえてじれったく聞いてくる。
脳みその理性的な部分がびりびりと麻痺する感覚。
隠していた変態の人格が現れてきた。


「うんち……うんちが出ちゃう」
「そ。じゃ、いいよ。出しな」


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