【リク】わんこわんこC*
犬の鳴き真似なんて、普段は絶対やらない。
けど、今のおれは犬だから。
「く、くぅ…ん」
みじめになってくる。
「そっか、おしっこしたいけどうまく出せないのか」
演技っぽくそう言って、よつんばいで足を上げたままのおれの腰に指を這わせた。
「ひっ」
ぞくぞくと鳥肌が立つ。さらにその指は前に回り込んで、下腹をまさぐり始めた。
産毛程度の陰毛を撫で、ぐっと膀胱を押し込まれた。
同時に尿道口につきんと切ない感覚が走る。
「ああっ」
じょろろろろろ…
堰を切ったようにちんこの先から大量のおしっこが放たれる。
ちんこの向きに沿って斜めに放物線ができる。
ぱんぱんだったから、力を入れなくてもどんどん出る。
じゃじゃじゃじゃ!
股間周りが余すところなく外気に晒される格好。
こんな大股開きでおもいっきりおしっこ出して、めちゃくちゃ気持ちよくなってるなんて、おれって、はしたない。
あまりの快感に震える息を吐いた。
「はあああ…っ」
我慢していた分、自分でも驚くほど長い。
路肩の草むらが吸いきれなかったおしっこが、アスファルトの方までつーっと流れていくのを見て、羞恥心が駆り立てられる。
「まだ出てる。すっげ」
見下ろすゆうたの瞳はギラギラと不気味に輝いていた。
ゆうたもこの状況に興奮してるんだろうか。
じょー、じょろっ、
勢いが弱くなってきたので、残尿を搾り出そうと、下腹に力を込めた。
鼻にかかった声が出てしまう。
「んっ、んぅっ」
じゃっ、しょ、ちょろ…
ようやく出し切って、余韻にため息を吐く。
水滴をきるために震える四肢でなんとか腰を振った。
「きもちよかったね。しょうじ、見て。でっかい水溜まり」
後ろでゆうたがアスファルトを指差している。
見ると、とても一回の量とは思えないくらいのおしっこが広がっていた。
うわあ…おれ…あんなに出したの…
「明日朝通勤通学する人が見たら何だと思うかな?あ、それまでには渇いてるか。でも染みは残るかもね。しょうじのおしっこの跡」
いたたまれなくて、脚をぴったり閉じてうずくまった。
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