いっぱい飛んでけ!B*
今度は立場が逆転して、おれが扱かれるほうになってしまった。
「出る瞬間にこう、腰をふんっ!ってやったほうがいいと思うから、立ってやろうぜ」
ゆうたはまるで新しい遊びを思いついたように無邪気に言う。
なんだそのテンションは。
「おれはおまえのおもちゃじゃねえんだぞ?」
まあ結局やるんだけど。
ゆうたが壁にもたれて、それにおれが背中からもたれかかる。
で、すかさずゆうたの右手はおれの股間に回ってくる。
密着してるだけでもドキドキするのに、股間までまさぐられるなんて…
もともと熱かったそこが完全態になってしまった。
チャックが下ろされ、パンツをずらされる。
あ…今開けたら…
ぷるんっ!
恥ずかしい…
まだほとんど刺激してないのにこんなに…
ゆうたがどう思うだろう。
「ははっ、元気いっぱいだねー。でもちっちぇー」
「えっ…」
ズキッ
「あ、いや、そりゃAVとかの大人と比べたらな、まだ子どもだしなっ」
必死に弁解してくるけど、感情を反映したおれのちんこは芯をなくしていった。
「ああっ!だめだめ!元気だせしょうじのちんこ!」
あわてていっぱい扱いてくれる。
でもおれのちんこはそれに合わせてぷるぷる揺れるだけだ。
なんだか申し訳ない。
「…ゆうた…」
「な、なに?」
「おれの、好き?」
「え?好き…って、ちんこ?」
「こんなにちっちゃいけど、きらいじゃない?」
自分でもなに馬鹿なこと言ってんだろうと思うけど。
なんか切なくなってきちゃって。
ゆうたが好きすぎるせいかな。
「ちゃんと好きだって。しょうちゃんはぜーんぶかわいいよ。顔も、性格も、背とかこことかちっちゃいとこも、かわいくて好き」
うわ…
どうしよう、
胸がいっぱいってこういう感じかな。
いままでゆうたにこんな直球で好きって言われたことあったっけ。ないな。
そんなふうに思われてたんだ、
うれしい…
「こんなんでも、いいの?」
「むしろこの年であんなでかチンついてたら怖いって。大丈夫、大人になったら大きくなる、きっと!」
さすがムードメーカー、笑わすのがうまい。
「はは、きっとね」
「そ。だから今のうちは、かわいいイチゴみたいなちんちんでいて」
「イチゴ?」
「だって、真っ赤で、つやつやで、おいしそうなんだもん」
笑ってしまった。
おれがさくらんぼとか思ってたら、ゆうたはイチゴだって。
かわいいやつ。
「ゆうた、手、動かして」
「お、まかせとけ」
ゆうたの右手が再びおれのちんこを握った。
触れられたところから、ずくんと熱が広がる。
イチゴがゆっくりと首を持ち上げはじめた。
[<<前*][#次>>]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!