教育実習生と理科室B*
「おや?もうアナルが緩んでるね。おしりの中まで丸見えだぞ?」
「くぅっ」
「あ、また締まった。この収縮と弛緩を使いこなすのがネコのテクニックなんだよね」
「ネコ?」
「男同士のセックスで、入れられるほうのこと。しょうじくんは髪の毛ツヤツヤで黒猫っぽいかんじだよね」
たしかにしょうじはしなやかで美しくて黒猫っぽいと思う。
そこは否定はしないけど、こいつに言われるとなんか悔しい。
しょうじの色気はおれだけが知ってればいいのに。
「しょうじくん、見てごらん。ゆうたくんが嫉妬ですごい顔になってる」
「えっ」
「ばっ、ばか嫉妬とか…もういいからとっととやることやれよ」
不意のことに顔が熱くなる。
言っちゃってから思ったけど、おれ墓穴掘ってね?
「だってさ。じゃあ続きしようか。じゃあ今度は前立腺いじってドライオーガズムの練習してみよう」
「なにそれ」
「一から話すと長いから、実際にやりながら言うよ」
まもる先生は指に唾液をつけて、中指をしょうじの尻の穴にあてがった。
緩く肉壁をかき回しながら指が埋まっていく。
さして抵抗もない様子で根元までくわえ込んだ。
しょうじは快楽に眉を寄せている。
「とろとろに蕩けてるよ。気持ちいいね。ぼくの指、おいしい?」
「ん、あ、おいしい、です」
「いい子だね。もう一本あげるよ」
ひとさし指も一緒に潜り込んだ。
「んんぅ…あ、おしり、きもちい」
「そうそう、二本目くらいからきもちいいよね。で、指広げるともっとよくって、きゅーんてするんだよね」
そう言って中で指を広げたようだ。
しょうじが嬌声を上げる。
「あああ、あっあっ、なかひろがってる、くうきはいってくるう」
ふすーっと空気が直腸に流れ込む音がする。
ってことは、今先生からはしょうじの直腸丸見えか。くそ、見たい。
「おー。空気いっぱい入ったねえ。そのままお腹に力入れてみなよ。お腹ん中の空気が出てくるよ」
「あ、だめ、でる、くうきでちゃう、くさいのに」
意思に関わらず力が入ってしまったんだろう。
今度はふおおお、と音がして、尻が空気を吐き出した。口で呼吸してるみたいだ。
「んー、いいにおいだね。つんとして、すっぱくて、えっちな。しょうじくんの直腸のにおい」
少し遅れておれのほうにもそのにおいが漂ってきた。
うわ、ほんとにエロい。頭がくらくらしてくる。
「さて。においを堪能したところで。前立腺マッサージに移りましょう。ゆうたくん」
「は、はい」
びびって固まる。
「これからしょうじくんの反応をよく見ててね」
また指を二本突っ込んで、さざ波のようにゆっくり大きく動かし始めた。
それと同じタイミングでしょうじの声が甘くなる。
「はあ、ん、あん、あぁ、…あっ!」
いきなり高い切羽詰った声になった。
「ここだね、しょうじくんのいいところ。ほら、ここでしょ」
ごり、
「ふああ!なに、なにこれ、やあああ!」
ぴゅぴゅっ
すぐにしょうじは射精してしまった。
それも何度か連続で長い絶頂。
おさまったかと思うとまたいいところとやらを弄られて、次々に精液が搾り出される。
机に白い飛沫が広がって、その光景の芸術的ともいえる魅力に釘付けになった。
気づくとおれの息も上がっていた。
「あーあ。精液出しちゃだめじゃん。やっぱり中学生にドライはまだ難しいか」
「どういうこと?射精しちゃだめなの?」
「ドライオーガズムっていってね、精液は出ないけど絶頂感を味わうことができるの。
ふつうの射精よりももーっときもちいいんだよ。ぐわーって湧き上がってくるような、大きくて長い、
幸福感に満ちた絶頂」
熱弁している。この人本当にえっちが好きなんだな。
しかしそんなものがあるなんて全然知らなかった。
少し興味が…
「今日は前立腺触っただけで十分すぎるくらい感じてくれたから、これくらいにしとこうか。
イく感覚を覚えるまで時間がかかる人もいるし、まだ若いし、そのうちイけるようになるよ。
それまでゆうたくん、よろしくね」
「えっ」
「しょうじくんの彼氏なんでしょ?」
ドキッ
彼氏とか考えたことなかった。
しょうじのことはときめき的な意味で好きだけど、彼氏とはちょっとちがうような。
「え、カレシ?いや、友達?だけどえーっと」
「あはは、そんなもんだよ。いいじゃんお互いきもちよければ」
「はあ」
なんかざっくりした人だな。
それ教員の卵の台詞で大丈夫なのか。
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