【読切】おんなのこのポーズでA*
「片足あげて」

もう頭がバカになり始めているのか、しょうじはだまってうつむいて、素直にも右足をあげた。
そりゃあ、自分からおねだりしてきたくらいだから、
おれに声をかける前の段階で、既にエロい気分になってたんだろうな。
下半身は丸出しなのに、上半身は普段どおりの学ラン。
エロい。かわいい。

「しゃがんで」
「ん、」

もそもそと移動し、遠慮がちに便器をまたぐしょうじ。
それを個室の隅から眺める。
せまいから、必然的に超至近距離で拝める。

「こう…?」
「だあめ。はずかしがらんともっと膝ひらいて」
「ん…」

ゆっくり、でもしっかりと開帳されたしょうじの股間。
女子トイレで、女子のおしっこポーズ、という状況の異常さに感じてしまったのか、
おれの目の前で、むくむくむくっと包茎ちんこが勃起していく。

「はずかしいの?」
「はずかしい…」
「ちんこ勃起するとこ丸見えなのが?」
「ん、それも…」

今日は珍しくおしゃべりしょうちゃんだ。
卑猥な尋問でも聞けば答えそうな雰囲気だ。

「それも、って、じゃあ他にはなに?」
「あう、あ、も、シッコ、してい?」
「はずかしいのは何なの?言ってよ。言わなきゃさしてやんない」
「あん、シッコ、おしっこジョボジョボ出したい」

本当に切羽詰ってきたようで、ちんこは生き物のようにふるえ、尿道口をひくつかせている。
必死に括約筋を引き締めているのがわかって、それすらも快感になっているのもわかって、
そんなしょうじの姿がいとおしい。
もじもじと身体を揺すり始めた。

「ゆうたぁ」
「うん、言ってみ?しょうちゃんはなにがはずかしい?」
「ゆうたに…ゆうたに、おれの、ちっちゃいちんこと、おしっこするとこ、見られる」
「うん。しかもしょうちゃんは、はずかしいのに自分から見てって言ってきたからね。よけいはずかしいよね」
「んん、だって…」
「だって?」
「はずかしいけど、見られたいんだも…おれのきもちいい放尿シーン、ゆうたに見ててもらうと、もっときもちいから…」
「……っ」

言葉を失ってしまった。
いつもツンツンのしょうじからこんなせりふが出るなんて、貴重だ。
おれが、だなんて、嬉しい。

「よしよし、じょうずに言えていい子だったな。ごほうびに、いいよ、シッコ出しな」
「うんっ、出す、出すから、見ててえ…っんん」

ちんこがぷるぷるっとふるえ、先っぽがじわっと湿った。

じょ、じょろろろろろろろろ

「はぁぁーーーーー……」

濃い黄色のおしっこが、しょうじの尿道から次々とあふれ出る。
便器の水面に思いっきり当たって、はしたないくらいに派手な音が響く。
しょうじは眉根を寄せて、切なげな吐息を漏らしている。

「おしっこきもちい?」
「きもちい…」
「おんなのこみたいなしかた、感じる?」
「あ、うん、しゃがんでするの、いい…」
「見てるほうもなんかそそるよ。女子トイレで女子のポーズなのに、おちんちんからおしっこ出てる…」
「おとこだもん…ちんちんあるよ…」
「そだな。変態ちっくだな」

じょろろろろろろ…… じょろ… ちょろ

「はぁ、終わったあ」
「全部でた?」
「でた。すっきり」
「そりゃよかった。しょうじ今日めっちゃかわいかったよ」
「も、バカ。もういくぞ」

照れ隠しで、いきおいよく立ち上がるしょうじ。
おれの目線の高さで、おしっこしたてのちんこがぴょこんとはねた。

「はいはい、パンツとズボン」
「ん。穿かせろ」
「わかりました女王様」

ふざけてひざまずいて、手の甲にキス、もとい、ちんこの先端にキスをした。
おしっこのつんとしたにおいに、ムラっときた。
あと、ちょっとだけしょうじの味がした。

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あきゅろす。
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