教育実習生のおにいさんC*
3時間目と4時間目、まもるは先生授業があって居なかった。
だから、いつもどおり平和に退屈に授業を受けられた。
しかしゆうたの心は穏やかではなかった。
むしろ、体育のときのしょうじとまもる先生のツーショットの光景が頭を離れず、悶々とする。
しょうじが言われた「変なこと」とは何か、気になってしょうがない。

給食の時間は、まもる先生は教室で生徒と楽しそうに喋りながら食べていた。
ちらっと聞こえてくる内容は、当たり障りのない、ありきたりな世間話のようだ。
騙されるな、そいつは変態だ、と教えてやりたかった。

昼休みに入る頃には、ゆうたはしょうじと「変なこと」についてしか考えられなくなっていた。
それは、無意識のうちに、身体と気持ちに間違った影響を及ぼしていたかもしれない。

「おいしょうじ、行くぞ」
「あ、なん…」

食器とお盆を片付け終えたしょうじを捕まえて、トイレに引っぱっていく。
しょうじは、意図を察して恥ずかしくなったのか、言葉を止めてしまった。

「誰も来ねえな」

昼休みにはほとんど人が来ない、少人数授業用の空き教室の階。
ここの男子トイレの個室が、いつからか二人の特別な場所になっていた。
念のため左右を確認してから、上履きのまま奥へと進み、白いドアを開けた。
窮屈で肩を寄せ合う。

「しょうじも早くちんこ出せって」

ゆうたは自分もズボンに手をかけながら言った。
しょうじが相変わらず黙っているので、カチャカチャという音だけがタイルに反響した。
洋式便器の上で、ちんこ同士が対面する。

「どっち先…」

ちょろろろ…

「あ」
「あ…」

どっちが先におしっこしようか聞こうとしたら、その前にしょうじが漏らしてしまった。
ゆうたは軽く面食らう。

ショォォォオオオ…

しかも一度決壊したおしっこは止まらず、しょうじは真っ赤な顔でばつが悪そうに俯いている。
かわいい、と見とれそうになるが、それどころじゃない。
しょうじのおしっこが出きってしまうまでに、存分に堪能しなくては。
ゆうたは腰の位置を調節して、黄色い放物線の軌道上に自分のちんこを合わせた。

ビシャビシャビシャビシャビシャ!!

さっきまでしょうじの膀胱を満たしていた不要物が、ゆうたの敏感なちんこを勢いよく打ち付ける。
他人のおしっこを浴びるという異様な状況に、テンションが高まってくる。

「あー…しょうちゃんのおしっこ、あったかい」
「ん…」

憎まれ口をたたく余裕がないくらいには、しょうじも感じているらしい。
放尿が始まってから微動だにしていない。
おしっこがしょうじの尿道を通過し、ゆうたのちんこを洗い、便器へ落ちていく。
しばらく、それだけの時間が流れる。

じょろろろ…じょ…

「ふぅ…」

おしっこが止まって、しょうじが小さく息を吐いた。
ゆうたはからかって言った。

「思ったより長かったな。溜めてた?」
「っ!そ、んなこと…」
「そんなことないの?しょうちゃん普段からこんなにいっぱいおしっこ出るの?」
「いや、そうじゃなくて…ああ、そうだよ我慢してたよ」

途中でめんどくさくなったのか、開き直った。
素直になったのはゆうたにとって好都合だ。

「いつから?給食のとき?」
「4時間目、始まるころから…」

それでも少しは羞恥が邪魔するらしく、斜め下に視線を落としてぼそぼそと言う。

「まじで?4時間目もずーっとおしっこ我慢してたの?」
「お、おお」
「教科書立って読まされてたじゃん。あんときもおしっこしたかったの?」
「うん、このやろーって思った」
「それで、しょうちゃんはおしっこしたくてほんとはおちんちんおさえて我慢したいけど、
 皆にばれないようにぎゅーっておちんちん我慢して、立って、教科書読んでたんだ?」
「ん…しょうがないだろ…」
「漏らしちゃえばよかったのに、皆の前で」
「…ばか」

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あきゅろす。
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