恋心来いC*
向かい合ったふたりの間には、幼いちんこが2本、ぷるん、ぷるん、と晒されていた。
しょうじは、もうどうにでもなれとでもいわんばかりに、羞恥を振り払って、自身を手に取った。
オナニーを見せ合おう、とは言ったものの、実はしょうじがオナニーを覚えたのはつい最近だ。
何がなんだかわからないままくりくりとこねていたら、なんとなくきもちいいかも、と思えただけで、コツなんて知らない。
とりあえず、小さく愛らしいおちんちんを、軽く握って、ゆっくりと上下する。
皮がずるずると動く。
それをゆうたは興味しんしんで見ている。
「わー、しょうちゃんのおちんちん、オナニーしてる…」
恥ずかしいから口に出すな、心の中で怒った。
恥ずかしがってるのを悟られるのが癪だったから。
「ねえ、おちんちん、きもちい?」
「んっ」
「これ、シコシコすんの、きもちい?」
「は、うるせえなあ」
「勃起してきた?」
見ればわかるだろ、と思った。
拙いながらもしょうじの手淫は、まだ繊細なちんこにとっては刺激的だった。
充血してじんわりと熱を持ち、心なし大きくなって、斜め上を仰いでいる。
その様をまじまじとゆうたに見られている。
はしたなく快感を追う姿と、快感を示す性器を。
つい最近まで、しょうじにとってちんこは、おしっこを出す所としか認識していなかった。
それが、性的なもの、エロい行為を象徴すると付加された衝撃は大きかった。
悪いことをしているような気がして、甘く脳が蕩けてくる。
「っ、おい…」
「なに?しょうちゃん」
「おまえも…やるって言ったよな」
「あ…」
「やれよ。ずるいだろ」
最初はどうでも良かったのに、だんだん気持ちが高まってきたせいか、しょうじもゆうたのオナニーが見たくなった。
それはエロ本に惹かれるような単純な性欲ではなく、ゆうたの醜態が見たいと心から思った。
「あー、そうだよねー」
目を泳がせるゆうた。
この期に及んでもったいぶるな。早くしろ。
「うーん……えいっ」
「うわっ」
もう片方の手を掴まれて、ゆうたのちんこに押し付けられた。
ドキッ、と心臓が激しくはねる。
驚いたせいかと思ったが、顔が異様にかーっと熱くなったことから、嫌でも心理的な要因を突きつけられる。
「(ゆうたのちんこ…さわった…!)」
ゆうたは少しはにかんで言った。
「じゃあさ、しょうちゃんがおれのシコシコして?かわりにしょうちゃんのしてあげるから」
しょうじのちんこにあった手がどけられ、ゆうたの手にちんこが優しく包まれる。
途端、半勃起だったちんこがむくむくむくっと真上を向いた。
「…!!」
「わわっ、ちょっ、すげっ」
そのあまりの恥ずかしさに、しょうじはいたたまれなくて泣きそうになった。
友人の手でこんなに悦ぶなんて、自分はなんて汚らわしいんだ。
さすがに引かれたのだろう、ゆうたはそれ以上身動きをとらない。
しょうじの手に、ふと、びく、びく、と脈動を感じた。
「…?」
見ると、ゆうたのちんこがしょうじの手の中で、今まさに膨張しながら起き上がっていく所だった。
ゆうたの性欲の象徴が欲情をしめす様を、視覚と触覚でありありと感じてしまった。
しょうじの胸に、苦しくなるほどのときめきが渦巻く。
「えと…あー、もう!だってしょうがないじゃん、しょうじがかわいすぎるもん!」
ゆうたが珍しくマジで狼狽している。
そういうお前がかわいいよ、と思ってしまうのはもう頭がとんでいるせいにしたいしょうじ。
どうせここまでバカになったなら、いっそ羽目を外してみるのもいい。
「お前、男のちんこ勃つところ見て興奮すんだ?変態め」
「なっ!人のこと言えんのかよ、しょうじだってこれ、めっちゃびくびくしてんぞ!」
「んっ、お前もな」
そう言って、ゆうたのちんこを扱きだした。
しょうじと同じく、皮が上下する感触。
「うあっ!」
反応の大きいゆうたがおもしろい。
普段は低空飛行なしょうじのテンションが、これまた珍しくうなぎのぼりだ。
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