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私が子犬だった頃、私はあなたが喜ぶような仕草をして、あなたを笑わせました。

あなたは私のことを『うちの子』と呼び、私がどれだけ多くの靴やクッションを破壊しようとも
私たちは最良の友となりました。

私が悪さをすると、あなたは私を指差し、その指を振りながら、『どうして…?』と問いました。
しかしすぐに、あなたは微笑み、私を転がしておなかを撫でてくれました。

あなたがとても忙しかったので、私の破壊癖は思ったより長く続きましたが、それはお互い時間をかけて解決しましたね。

あなたに寄り添い、あなたの信念や誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入った夜のことを私は今でも覚えています。

あのとき私は、これ以上幸せな生活はないと、固く信じていました。

私たちはたくさん散歩をし、公園で走り、ドライブをし、途中でソフトクリームを食べました。(あなたは『アイスクリームは犬の体に悪いから』と言って、私にはコーンしかくれませんでしたが……)

私はいつも陽だまりでうたた寝をしながら、あなたが1日の仕事を終えて家に帰ってくるのを待ちました。

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