ラザード(CC)
神羅ソルジャー総括。
若手ながら驚異的なスピードで出世、当時独立していたソルジャー部門の統括の座につく。
細眼鏡に手には手袋。痩せた身体は見るからに文系で、こんな彼でもソルジャーを纏め挙げれたのは、統括の仕事がデスクワークだったから。
ひ弱な外見とは裏腹に、その出生には爆弾級の秘密を忍ばせている。
彼はプレジデント神羅の隠し子。
ルーファウスとは異母兄弟の関係に当たる。
本人は母を捨てたプレジデント神羅と、神羅カンパニー全てに復讐するつもりで入社しているのだが、なかなかに部下思いで懐の広い采配をしている。
カンパニーの金を横領し、科学者ホランダーを支援していたが、ホランダーの逃亡と共に自分も姿をくらます。
その後、アンジール細胞を移植され劣化したアンジールコピーとして存在。元が文系の青年だった為、戦闘能力は低い。
しかしアンジールの意志をも受け継いだラザードは、世界の救済に目覚める。
ザックスを助け、クラウドを守り、敵役かと思われた序盤とは裏腹に、ヒーロー然として生涯を終える。
隠し子として育った彼の悔しさを考えると、納得のキャラ扱い。どこまでも自分至上主義のルーファウスと比べると、比べようもなく立派だったとしか言いようがない。
もし彼がルーファウスと二人三脚の人生を歩んでいたら、神羅はもう少し違った道に進んでいたかも……ふとそんな事を考えさせられる男。
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