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傾向/No.07番外編/パラレル/ｴﾛなし
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「やぁこんばんわ」
「...どしたンすか急に」
にこにこと温和な笑みを浮かべながら部屋に尋ねてきた署長を58は訝しげに見つめた
署長は肩をすくめながらおどけてみせる
「遊びに来ちゃまずかったかな？」
「別にいいっすけど...用件は」
「だから遊びに来たンだ私は...」
署長はそう言いながら58の向かいのベッドに腰掛けた
元ボスだった為に58には同室者がいない
「...私が君に会いに来るのに理由がいるかね？」
「別にそんな仲じゃなかった気がしますが」
「冷たい男だな君は...そんな君にはクッキーをやろう」
「署長話がかみ合ってないです」
突っ込む58に署長は指を振った
「細かいことを気にするな。君は器のデカイ男のはずだ」
「はぁ...」
「ささ、ぐいっと遠慮なくいきたまえ」
半ば強引に手渡されたクッキーを58は半眼になりながら見つめた
「...何が入ってるンすか？」
「...チョコチップとかな」
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