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「し、柴...その格好...柴も審査員なのか...?」
「いや、俺は署長の護衛...で...」

言葉の途中で07の姿に目を奪われ柴は言葉を忘れたように黙り込んだ
それに気づかず07は柴に近づきその顔を見上げる

「どうしたンだよ...?」
「いや、その...」

顔を赤くし目を逸らす柴に07は不可解そうに眉を寄せた
上目遣いの07に息を詰めつつ柴は言いにくそうに口ごもりつつ告げた

「す、すごく...綺麗...だ、な...」
「え...あぁこの格好な。まぁ男としてはあんま嬉しくねェんだけど...さんきゅ」
「...ッ...」

にこりと笑う07に柴は固まりながら拳を握り締めた
あまりの可愛らしさに思わず抱きしめ口付けたい衝動に駆られる

落ち着け俺...今は勤務中だ...

それを必死にこらえ柴は辛そうに眉を寄せた

「...ッ...ッ」

何かに耐えるように目をきつく閉じている柴を07は不思議そうに見つめる

「柴...?」
「何でもない...」

何故だか少し恨めしそうな目線を寄越してくる柴に07は内心首を傾げつつ07は鏡を見つめた

「それにしてもマジで綺麗だよな、なんかさ」
「ん?」


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