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「...凄いな...」
「あらぁ普通よこれくらい恋するオトメはね。」

02は07の頬を撫で諭すように言う

「それにね205は確かにそういう人間かも知れないけど...」

言いながら02は夢見心地な表情で呟く

「好きになってくれたらすごく一途に大切にしてくれそうじゃない?」
「え...そうか?」

それには納得出来ないという表情で声を上げた07に02は言う

「あら何よそのカオは」
「いや、だって...一途?」
「そうよ。205がいつも読んでる本あるじゃない?」

02に言われ07は思い返す
確かに205は労働がない日などはよく一冊の本を読んでいる事が多い
茶色の革製のカバーで覆われた本だ

「...あれか...あれがなんだよ?」
「しおりに写真使ってるんだけどね、女の写真よ」
「でもアイツ部屋にポルノ映画の女優のポスターも貼ってるし...」

言うが02は首を振った

「そういうカンジじゃないのよね...なんていうか...205のタイプってカンジじゃないわ」
「どういう感じだよ?」
「...胸が小さいのよ...それに綺麗な顔してるけど地味っていうか...」


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