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02は言いながら07の髪を整え鼻に手を当て笑った

「ん、上出来ね...思わずキスしたくなっちゃう」
「...ッ...」

その言葉にびくりと固まる07に02は不思議そうに首を傾げた

「...205と同室とは思えない反応ね...目の前であんなキス見せつけてきたくせに」
「か、関係ないだろ...」

伏せた顔がほんの少し赤くなっている事に笑い02が尋ねる

「...もしかして...好きだったりするの?205のコト」
「...ありえない」

意外にも冷めた声で答えながら07は言った

「...もし仮に俺がアイツを思う事になったとしても...アイツはきっとそれには応えない」
「07...」
「...飽きたらすぐに俺なんか捨てるだろうし、信用出来ない相手じゃ好きになりようもないだろ」

02は少し寂しそうに眉を寄せた後首を振った

「アタシはそうは思わないわ」
「え...」
「好きになったなら例えどんな相手でも振り向かせてみたくなるモンじゃない」

07を見つめその肩に手を置く

「少なくともアタシはそうね。手に入りにくいほど燃えちゃうわ」

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あきゅろす。
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